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「EdgeTech+ 2025」で生成AIと製造現場の関わりを見た モノ作りの現場で深刻な人手不足を解消する切り札となるか(4/4 ページ)

生成AIをモノ作りといったフィジカル分野でどのように活用できるのか。そのヒントを得られる展示会「EdgeTech+ 2025」が開催された。エッジAIがモノ作り現場などでどのように省力化や省人化、業務効率化につながるかを見てきた。

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組み込み技術の高さをアピールする瑞起

 瑞起ブースでは、ミニPC「X68000 Zシリーズ」をはじめ、組み込みSoCに合わせたハードウェア設計もできる技術力の高さをアピールする展示していた。


瑞起ブース

 X68000 Zは、発売時に高価でなかなか手の出しづらかったシャープ製のコンパクトなワークステーション「X68000」を、さらにコンパクトにして現代によみがえらせたミニPCで、小さくても当時のレトロゲームをプレイしたり、現代の環境に合わせてさまざまな用途で活用したりできる。シリーズで2度のクラウドファンディングで合計約6億9000万円の支援が集まった。

 展示していたX68000 Zでは実際にゲーム画面を表示しており、接続したコントローラーでプレイもできるようにしていた。

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X68000 Zシリーズの展示

 その他、アーケードゲームとして人気の高かった「DanceDanceRevolution」(コナミ)や、「EGRET II」(タイトー)などを卓上サイズに再現して実際に遊べるようにした「DanceDanceRevolution Classic Mini」と「EGRET II mini」など、受託された機体なども展示していた。


「EGRET II mini」(左)と「DanceDanceRevolution Classic Mini」(右)

 担当者は「ソフトだけ、OSだけ、基板だけを作ることができる企業は多いが、瑞起ではオリジナルの金型作りからOS開発まで一手に引き受けられる。その開発力に注目してもらえれば」と語っていた。


基板作成にも対応する

複雑な形状のハードウェアもオリジナルで製作できる

瑞起では、発注者の意図した通りのものを開発できるとしている
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