ニュース

64GB構成すら“絶望”が近づく中で、CUDIMMの人気が再上昇古田雄介の週末アキバ速報(2/2 ページ)

メモリやストレージ類の価格の高騰と供給不足は、予測通りに厳しさが増している。グラフィックスカードはまだ踏みとどまっているが、限界がささやかれ始めた。

前のページへ |       

価格上昇はRadeonから?――現状、踏みとどまるグラフィックスカード

 グラフィックスメモリ(VRAM)を搭載しているグラフィックスカードも、いずれ価格の上昇と枯渇の対象になるとささやかれている。パソコンSHOPアークは「GeForce RTX 5090はVRAMがそろわないから出荷できないという話も聞きます。他も現状はどうにか維持していますが、時間の問題で一気に価格が上昇するのではと警戒されていますね」と話していた。

 そうした中で人気を集めているのが、ASRockの「AMD Radeon RX 9070 XT Challenger 16GB」だ。9万円弱~9万円強で販売しているショップが多く、その人気から「1人1点まで」といった台数制限を設けているショップもある。

 その他にも、9万円台前半の比較的安価なRadeon RX 9070 XTカードは各ショップでよく売れている様子だ。

advertisement

パソコンSHOPアークの価格表。Radeon RX 9070 XT最下段が「AMD Radeon RX 9070 XT Challenger 16GB」だ

パソコン工房 秋葉原パーツ館の週末特価POP。1人1台限定で、ASUS JAPANのRX 9070 XT搭載カードを特価販売している

 GeForceも含めて割安とみられるケースが多い上、「今のうちに入手したい」という思いも重なっているのではないかと言われていた。

 あるショップは「NVIDIAはGPUの出荷でセット供給していたメモリのバンドルを中止しましたし、Radeonは今後の値上がりの目安をアナウンスしています。いずれのブランドも値上がりは確実ですが、まず動きがあるのはRadeonだと言われています」と教えてくれた。今後の動向に注目したい。

前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.