レビュー

6万円台でSnapdragon G3 Gen 3搭載 AYANEO新ブランドのAndroidゲーム機「KONKR Pocket FIT」はスマホの代わりになる?(3/4 ページ)

AYANEOが立ち上げたサブブランド「KONKR」からAndroid搭載ポータブルゲーム機「KONKR Pocket FIT」が登場し、国内での取り扱いも発表された。ひと足早く、本機を借りることができたので、使用感や質感などをレビューしていく。

※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

AYASpaceでコントローラーをさらに便利に

 では、コントローラーに対応していないゲームではどうだろうか。本機はAYANEOではなくKONKRブランドで展開している製品ではあるが、AYANEO製品と同じように管理コンソールのAYASpaceを搭載している。

 AYASpaceでは、マシンパフォーマンスや冷却ファンの回転数だけでなく、キーマッピング機能を使ってコントローラーの物理ボタンでの操作を割り当てることができる。


コントローラー非対応の『キャラバンストーリーズ』プレイ中に、クイックセットアップを立ち上げてキーマッピング機能を呼び出した

必要に応じてコントローラーの物理ボタンを割り当てていく。この作業をしている時だけは「AYASpaceやAYASettingのテキストが早く日本語化されないかな」と感じる

 画面全体にタッチポイントがあるようなゲームでは難しいかもしれないが、少なくともキャラクターを移動させる、向きを変える、アイテムボックスを閉じるといった動作をコントローラーで操作できるようになれば、多少はゲームを楽に進められるだろう。

advertisement

 AYASpaceがあることで、画面上にマウスカーソルを表示させて操作する「キーボード&マウスモード」への切り替えも可能だ。これにより、タップの代わりにジョイスティックでカーソルを動かしてAボタン(左クリック)/Yボタン(右クリック)で操作できる。


ジョイスティックでカーソルを動かしているところ。キーボード&マウスモードをオンにしていると、このようにマウスカーソルで操作できるようになる

 キーボード&マウスモードのオン/オフは、デフォルトで「View」ボタンと「Menu」ボタンの同時長押しが設定されているが、AYASettingで変えられる。覚えやすく操作しやすいショートカットキーを選ぼう。


ViewボタンとMenuボタンを長押しすると、キーボード&マウスモードのオン/オフを切り替えられる。ハプティクスフィードバックがあるので、切り替わったタイミングを把握しやすい

こちらはAYASettingでキーボード&マウスモードのショートカットを確認しているところ

タップするとこのような画面に遷移する。ここで好みの組み合わせに変えられる

ノールックでキーボード&マウスモードの切り替えができるので、ARグラスとの相性が良い。ARグラスであれ、TVであれ、外部ディスプレイ利用時は本体に映像が表示されないので、マウス操作できるようになる仕組みはありがたい

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.