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エプソンが「氣志團万博2025」で示した“推し活”の新境地 3.5兆円市場へ挑むプリント技術の可能性(2/4 ページ)

千葉県の幕張メッセ国際展示場で開催された「氣志團万博2025」において、エプソン販売が「推し活応援部」として出展し、さまざまなグッズ販売などを行った。

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多彩な推し活グッズ作りを体験!

 ブース内は大きく4つの教室に分かれており、QRコードを使って自分のスマートフォンなどでグッズを作るものから、プロカメラマンが撮影してくれる本格的なものまでさまざまな推し活グッズ体験コーナーが用意されていた。

特攻変身教室

 まずは本格志向の特攻変身教室だ。氣志團と言えば長ランということで、長ラン風衣装に着替えてプロカメラマンが記念撮影をして作品に仕上げてくれる。事前の申し込みが必要だったが、当日に空きがあれば撮影可能で、衣装の購入プラン(9000円)とレンタルプラン(3000円)から選べた。


特攻変身教室の受付。着用する衣装は、エプソンのデジタル捺染機「Monna Lisa」でプリントされた、当日限定のオリジナルデザインだ

氣志團ではおなじみの小物が用意されており、好みに応じて着用できる

特設の撮影ゾーンで撮影を行う。背景はイベントに合わせてプリントで変更可能なソリューションが提供されている

プロカメラマンによるポーズ指南を経て撮影されたデータの中から、好みの画像を1枚選べる

選んだデータは、同社のマルチフォトプリンタ「SureLab SL-D1050」を使って2Lサイズで印刷され、専用の台紙に入れて手渡される

図工室

 図工室では、フェスに参加しているアーティストのロゴやワードから3つを選んで自由にレイアウトすると、世界に1枚しかないタオルができあがるというものだ。

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 タオルに入れるロゴや文字が入った熱転写シートは、あらかじめ同社の昇華転写プリンタ「SureColor SC-F150」を使って印刷されていた。そのシートを特殊なタオルに配置すると、スタッフがヒートプレス機を使って熱転写してくれるという流れだ。


図工室では、ペットボトルなどをくるんで持ち運べる推しグッズを作ることができる

最初にオーダーシートで好みのアーティストロゴやワードを3枚まで選ぶ

昇華型プリンタで印刷されたロゴ

試しに選んだロゴとワード

配置や並びを決めると、スタッフがテープで固定してくれる
ヒートプレス機でタオルに圧力と熱を加えているところ
転写が終わると、スタッフがテープを剥がしてくれる

ポリエステル加工された布へのプリントは、思っていた以上に発色が鮮やかだ

最後にカラビナを付ければ完成だ。タオルは粘着味を帯びた特殊加工が施されており、ペットボトルなどをくるんで(左)吊るすことができる(右)

ロゴのプリント見本も展示されていた。費用は2800円かかるが、オリジナル度という意味では満足感が高い

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