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光学ドライブをあきらめない! 2026年に向けた「手持ちパーツ流用」で安くPCを延命/自作ガイド(2/3 ページ)

映像も音楽もサブスクリプションが全盛の今だが、手持ちの光学メディアをまだ使い続けたい。価格も抑え目だとなおベター、という人も多いのではないだろうか。そんな人に向けて価格を抑え目のPCアップグレード例をお届けする。

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実際に組み立てよう!

 さて、パーツがそろったら組み立てに移ろう。ここではポイントを絞って解説していく。

 CPUの取り付けは、マザーボードにあるソケット横のレバーを持ち上げ、CPUの三角のマークで向きを決めて取り付けてレバーを戻す。CPUのピンを曲げないように注意したい。

 メモリは真ん中の凹とマザーボードのスロットの凸で向きを決める。メモリのスロットは4基あるが、使うのはCPU側から数えて2番目と4番目だ。メモリスロットの両脇のラッチを外側に開いて差し込み、奥までしっかり押し込むことでラッチが元の位置に戻る。

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 PCの起動で失敗する原因の1つに、メモリの挿し込みが甘いことが挙げられるので気を付けたい。


CPUは▲マークを合わせてソケットにはめ込み、レバーを下げよう

メモリは中央にある切り欠きを合わせて上から押し込む

メモリモジュールをきちんと挿入するとラッチが閉じる

 続いてはM.2 SSDで、マザーボードにはスロットが2基ある。CPUに近いスロットはCPU接続で、もう1基はチップセットに接続となり、今回はCPUに近いスロットに取り付けるが作業はとても簡単に行える。

 プラスチックのピンを持ち上げてSSDをスロットに対して斜めに差し込み、マザーボード側に押し込んでピンを戻せばSSDが固定される。発熱が気になる場合はSSDにヒートシンクを取り付けよう。あるいは、ヒートシンク付きSSDを選ぶ手もある。


SSDは固定用のピンを外し、SSDモジュールを差し込む

装着が終わったらピンを押し込もう

 最後にCPUクーラーの取り付けだ。Freezer 36は、マザーボード上にある標準のプラスチックレールを外し付属のレールを取り付け、CPUにグリスを塗ってヒートシンクのCPU接触面のフィルムを剥がしてからネジで固定する。

 冷却ファンは、工具不要でヒートシンク側の爪にパチンと固定する。最後にFANの電源ケーブルをFAN同士、そしてマザーボードのCPU FANのコネクターに接続すれば完了だ。CPU接触面のフィルム剥がし忘れは、自作に慣れている人でもミスすることがあるのでしっかり指さし確認をしよう。


あらかじめマザーボードに固定されているレールを外し、Freezer 36に付属のものに交換する

ヒートシンクをネジで固定したら、2基の120mmファンを取り付ける

ヒートシンク裏にあるフィルムを忘れずに剥がそう

 マザーボードは廉価なモデルのため、背面のI/Oパネルがマザーボードと別になっている。マザーボードを取り付ける前にケースに取り付けておこう。

 電源ユニットの固定は、ケース内部の一番下に電源本体のFANを下向きにして中に入れてインチネジを4本使って固定する。ネジは1カ所を最後まで締めるのではなく、4カ所仮止めしてから固定しよう。

 光学ドライブはフロントパネルを開き、内側から押してカバーを外して前から光学ドライブを差し込む。固定はミリネジを使う。ネジが電源ユニットとは異なるので要注意だ。


マザーボードをPCケースに取り付ける前に、I/Oパネルをはめ込んでおこう

電源ユニットはファンの部分を下向きにしてケースに固定する

Antec P10Cの前面カバーを開けると、最上部に5インチベイが現れる。光学ドライブを取り付ける際はカバーを外す

前面から光学ドライブを挿入し、側面のネジで固定する

 Antec P10CはATXマザーボードまで対応しているが、今回はmicroATXマザーボードのためスタンドオフの位置をmicroATXに合わせてからマザーボードを固定しよう。

 固定する際はミリネジを使用する。マザーボードを固定するネジはPCケースによってミリかインチか異なるので必ず確認したい。この際も電源ユニットの固定と同様、マザーボード全体を仮止めしてから固定する。


Antec P10CはATXマザーボードにも対応しているが、今回はmicroATXタイプなのでゆとりがある

 各種パーツの固定が終わったら、ケーブル類の接続だ。まずは電源ユニットからマザーボードに24ピンを接続し、CPUの8ピンケーブル(EPS12V)をマザーボード左上のコネクターに接続する。PCIE 8ピンと間違えやすいが、ケーブルにCPUと書いてあるので安心だ。

 続いて、フロントインタフェース類のケーブルをマザーボードに接続する。フロントオーディオはマザーボードの左下にあり、向きは1方向でしか接続できないようになっている。USB 3.0の19ピンも凸凹があるので向きを把握しやすい、

 最後に電源スイッチとLEDだ、F_PANELと書かれている白いコネクターに接続するが、写真にある“+ PLED”にパワーLEDピンの“+”側を差し込む。

 下の“+ HD”がアクセスLEDで、こちらも先ほどと同様に接続し、最後にスイッチは“+ PW”で向きはどちらでも大丈夫だ。USB Type-Cコネクターも本ケースにはあるが、マザーボードにはコネクターがないため今回は使わない。

 後は光学ドライブとマザーボードをSATAケーブルで接続し、電源からSATA電源ケーブルを光学ドライブとケース裏面にあるFANハブに接続する。


マザーボードに24ピンの太いケーブルを差し込む

CPUの8ピンケーブル(EPS12V)をいつ接続するのかは毎回悩ましい。裏配線マザーボードが欲しくなる瞬間でもある

電源スイッチやLEDパネルは、ケーブルの位置や向きに気を付けよう。ハイエンドマザーボードではこの辺りが簡単に済むようなモデルもある

FANハブは右側面のカバーを外すとアクセスできる

 仕上げに、グラフィックスカードをマザーボードのPCI Express x16スロットに接続する。ケース背面のスロットカバーの上から2つを外したら、グラフィックスカードをマザーボードに装着する。スロットにしっかり挿し込まれているかの確認を忘れずに行いたい。最後に8ピンの電源ケーブルをグラフィックスカードの電源コネクターに接続したら完成だ。


PCI Express x16スロットにグラフィックスカードを取り付け、補助電源ケーブルを装着しよう

一通り組み込んだ状態での左側面。内部にはかなり余裕がある

こちらは右側面。ザッと組んだだけだが、ケーブルの配線はスッキリとしている

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