10年以上ぶりにSapphire製マザーボードが売り場に並ぶ:古田雄介の「アキバPickUP!」(1/4 ページ)
Radeon系グラフィックスカードで有名なSapphireから、5種類のRyzenマザーボードが売り出された。2010年代前半以来の再入荷だ。そのRyzenにも、グラフィックス機能を省いた新モデルが登場している。
先週のマザーボード売り場では、SapphireのRyzen系モデルが注目を集めていた。同社製マザーボードは2010年代前半まではしばしば売り場に並んでいたが、ここ10年以上は姿を消しており、各ショップのベテラン店員から一様に「懐かしいですね」といった言葉がこぼれた。
「懐かしいですね」――NITRO+などSapphireから複数のマザー登場
ラインアップは、いずれもAMD B850チップセットを搭載したRyzen 9000/8000/7000シリーズ向けとなる。ゲーミング向けのATXモデル「NITRO+ B850A WIFI7」とmicroATXモデル「NITRO+ B850M WIFI」に加え、ホワイト基調のATXモデル「PURE B850A WIFI7」とmicroATXモデル「PURE B850M WIFI」、microATXサイズのエントリーモデル「PULSE B850M WIFI」の5種類だ。
価格は順に3万円弱と2万5000円弱、3万4000円弱、2万7000円弱、2万2000円弱となる。
同社製グラフィックスカードとのセット購入で、2000円引きするキャンペーンのポスターを見かけることもあり、本腰を入れて再参入する姿勢がうかがえる。パソコンSHOPアークは「マザーボードメーカーとしてはなじみがないという人も多いと思いますが、グラフィックスカードと同じブランドでそろえるといった楽しみ方もできるので、AMD系でそろえたい人には朗報だと思います」とプッシュしていた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
エヴァやCSドラゴンロアなどのコラボデバイスが続々登場!
エヴァンゲリオンに登場するアスカデザインのゲームパッドや、「Counter-Strike 2」の人気スキンのデザインを採用したRazerの入力デバイスなど、コア層に刺さるコラボモデルが複数登場している。
64GB構成すら“絶望”が近づく中で、CUDIMMの人気が再上昇
メモリやストレージ類の価格の高騰と供給不足は、予測通りに厳しさが増している。グラフィックスカードはまだ踏みとどまっているが、限界がささやかれ始めた。
角が全部丸い&エアフロー徹底誘導のE-ATXケースが売り場を彩る
HYTEが曲面ガラスを採用したラウンドデザインのPCケース「X50」を投入し、Corsairからは右側面などに強力なエアフロー誘導を作った「AIR 5400」が登場するなど、インパクトの強いE-ATXケースが同時に売り場に並んだ。
メモリの歯止めかからず 大容量HDD/microSDXCメモリーカードも品薄に
メモリやストレージ関連の値上がりと品薄傾向が進行している。とりわけ今週の動きで目立っているのは、大容量HDDと大容量microSDXCメモリーカードの供給不足だ。
Windows 10のサポートが切れ、なぜか浮き上がった光学ドライブ需要
ここ最近の秋葉原のPCパーツショップには、パソコン内蔵型の光学ドライブを求める人が増えているという。そこにはさまざまな背景があり、内蔵型光学ドライブの在庫はなかなか少ない。






