ブランドとファンクションキーが復活した「Dell XPS」日本で正式発表 Copilot+ PC準拠の「Dell AIO」も登場:納期には余裕を持って
デル・テクノロジーズが、Intelの最新CPU「Core Ultraプロセッサ(シリーズ3)」を搭載する新モデルを発表した。受注を開始している構成もあるが、納期が少し長めなことに注意を要する。
デル・テクノロジーズは1月28日、Core Ultraプロセッサ(シリーズ3)を搭載する新型ノートPC「Dell XPS 14(DA14260)」「Dell XPS 16(DA16260)」と液晶ディスプレイ一体型デスクトップPC「Dell 24 AIO(EC24260)」「Dell 27 AIO(EC27260)」を発表した。XPSシリーズの一部構成は既に予約を受け付けているが、日本を含む数カ国で注文が殺到しているため、納品予定が4~5月となる見込みだという。同社では、Dell AIOシリーズを含めてゆとりを持った注文を推奨している。
なお、13型「Dell XPS 13」の新モデルは、2026年6月をめどに投入予定だ。
1月28日に行われた発表会の登壇者。左からデル・テクノロジーズの松原大氏(ジャパンコンシューマー&リテール アソートメントプランナー兼コンサルタント)、同社の横塚知子氏(マーケティング統括本部 ビジネス&リテール事業部 本部長)、インテルの太田仁彦氏(技術・営業統括本部 IA技術本部 部長)
XPS 14/16の概要
XPS 14/16の新モデルは、2025年発売の「Dell 14 Premium(DA14250)」「Dell 16 Premium(DA16250)」の後継モデルとなる。XPSブランドは米Dell Technologiesのブランドポートフォリオの見直しに伴い一度廃止されたものの、ユーザーからの声に応える形で約1年で“復活”することになった。
→デルのノートPCブランド「XPS」が復活 市場の声を受け1年で異例の方針撤回、新モデルは“タッチセンサー”も廃止
ボディーデザインは、ここ数年のXPS(Dell Premium)シリーズを踏襲したアルミニウム合金の削り出しで、ボディーカラーはグラファイトとシマーの2種類を用意している。ただし、キーボードのファンクションキーがタッチセンサーから物理キーに“戻した”上で、分かりづらいという声の多かったタッチパッドの境界線を分かりやすくする工夫も施した。
ボディーカラーはグラファイト(左)とシマー(右)の2種類が用意される。ただし、シマーについては3月中旬から受注を開始する予定だ(写真はイメージモックアップで、製品では一部の色味が変更される可能性がある)
CPUは先述の通りCore Ultraプロセッサ(シリーズ3)で、以下から選択可能だ(括弧内は受注開始予定時期:シマー構成は3月中旬に追加予定)。
- Core Ultra 5 325(受付開始済み)
- Core Ultra 7 355(2月13日)
- Core Ultra X7 358H(受付開始済み)
- Core Ultra X9 388H(2月13日)
メモリはLPDDR5X規格で、容量は16GB/32GB/64GBから選択可能だ(※1)。ストレージはPCI Express 4.0接続のSSDで、容量は512GB/1TB/2TB/4TBから選べる(※2)。
(※1)16GBはCore Ultra 5 325/Core Ultra 7 355構成のみ選択可能
(※2)2TB/4TBモジュールは自己暗号化対応
ディスプレイは14型または16型で、液晶パネル(1920×1200ピクセル解像度:最大500ニト/最大120Hz駆動/sRGB色域100%カバー)またはタンデム構造有機ELパネル(2800×1800ピクセル解像度:最大400ニト/最大120Hz駆動/DCI-P3色域100%カバー/タッチ対応)を選べる。Webカメラは4K撮影と顔認証に対応する。
ポート類は左側面にThunderbolt 4(USB4 Version 1.0/USB 40Gbps)端子×2を、右側面にThunderbolt 4端子とイヤフォン/マイク端子を備えている。Thunderbolt 4端子はUSB PD(Power Delivery)による電源入力と、DisplayPort Alternate Modeによる映像出力も兼ねている。ワイヤレス通信はWi-Fi 7(IEEE 802.11be)とBluetooth 6.0に対応する。
キーボードはLEDバックライト付きで、日本語配列と米国英語(US)配列から選べる。指紋センサーは非搭載だ。今回の新モデルについては、ボディーカラーやキー配列による構成差分はない。
バッテリー容量(定格値)は70Whで、液晶ディスプレイ構成では最長27時間の連続駆動が可能だ(※3)。ボディーサイズと最軽量構成の重量は以下の通りだ。
- XPS 14
- 液晶構成:約309.52(幅)×209.71(奥行き)×15.2(厚さ)mm/約1.38kg
- 有機EL構成:約309.52(幅)×209.71(奥行き)×14.62(厚さ)mm/約1.36kg
- XPS 16
- 液晶構成:約352.58(幅)×237.47(奥行き)×15.4(厚さ)mm/約1.7kg
- 有機EL構成:約352.58(幅)×237.47(奥行き)×14.62(厚さ)mm/約1.65kg
(※3)Windows版の「Netflix」アプリで4K動画を輝度50%(250ニト)でストリーミング視聴した場合の自社測定値
Dell 24/27 AIOの概要
Dell 24/27 AIOの新モデルは、現行モデル(EC24250/EC27250)の“上位”という位置付けで、デル・テクノロジーズの画面一体型デスクトップPCとしては初のCopilot+ PC対応を果たした。
ボディーの基本デザインは現行モデルを踏襲しているが、Webカメラが「ポップアップ式」から「画面上部設置(プライバシーシャッター付き)」に、本体設置方法がスタンド式(VESAマウント対応)に変更されている。受注は2月10日から開始する予定だ。
CPUはCore Ultra 5 325またはCore Ultra 355を選択できる。メモリはDDR5-5600規格のSO-DIMM(スロット2基)で、容量は16GBまたは32GBとなる。ストレージはPCI Express 4.0接続のSSDで、容量は512GBまたは1TBから選べる。
ディスプレイはDell 24 AIOが23.8型、Dell 27 AIOが27型液晶で、パネルは以下の構成から選択できる。
- Dell 24 AIO
- 1920×1200ピクセル解像度
- 1920×1200ピクセル解像度(タッチ対応)
- Dell 27 AIO
- 1920×1200ピクセル解像度
- 1920×1200ピクセル解像度(タッチ対応)
- 2560×1600ピクセル解像度
Webカメラは標準でフルHD撮影/顔認証対応センサーだが、オプションで4K撮影/顔認証対応センサーに変更可能だ。
ポート類はHDMI出力端子、HDMI入力端子(※4)、有線LAN(1000BASE-T)端子、USB 3.2 Gen 1(USB 5Gbps)Standard-A端子×2、USB 3.2 Gen 2 Type-C端子(※4)、USB 2.0 Standard-A端子×2とイヤフォン/マイク端子を備える。ワイヤレス通信はWi-Fi 7とBluetooth 6.0に対応する。
(※4)Dell 27 AIOの2560×1600ピクセル液晶構成はHDMI 2.1規格、他の構成はHDMI 1.4規格となる
(※5)Dell 27 AIOの2560×1600ピクセル液晶構成のみ、追加でUSB 3.2 Gen 2x2(USB 20Gbps) Type-C端子も搭載している
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