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Western Digitalがブランドを「WD」に統一 100TB超の大容量化とSSDに迫る高速化技術のHDDも開発中(1/2 ページ)

HDD専業メーカーとなったWestern Digitalが、AIデータセンターにおけるHDDの重要性が増したとしてブランドを一新すると共に、今後の同社製HDDのロードマップを発表した。

 Western Digital(ウエスタンデジタル)は2月3日(米国太平洋時間)、投資家向けイベント「WD Innovation Day 2026」を開催した。本イベントでは、AIがより社会に浸透することを念頭に、同社の主力製品であるHDDのさらなる高性能/大容量化を進めるロードマップが発表された。

 それに先立つ2月1日、同社はブランドとロゴを略称である「WD」を強調する形で一新した。AIインフラを支える「データセンター企業」としての姿を打ち出した格好だ。


新しい「WD」ロゴ(画像提供:WD、以下同)

AIとクラウドストレージサービスで使われるデータストレージの市場は、2030年まで平均年率25%成長を続けるとのデータを示した上で……

HDDがデータストレージの80%を占めるデータも示して「HDDはAIとクラウドデータストレージの“基盤”である」と強調する

ユーザーのニーズに応えるべく、大きく4つの要素を持つ製品を届けるという

100TB“超”のHDDを実現する道筋

 イベントでは、「ePMR(エネルギーアシスト垂直磁気記録)」を活用したHDDについて、現在40TBのモデルを顧客環境でテスト中であることと、このモデルの量産を2026年後半から行う予定であることが発表された。「HAMR(熱アシスト磁気記録方式)」を採用したHDDについても顧客環境でテスト中で、2027年内に量産を開始する予定だという。

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 WDでは、ePMR方式のHDDを消費電力を据え置いて60TBまで拡張し、HAMR方式のHDDを2029年までに100TBとする計画だ。2方式を並行して開発しているのは、両方式共に従来のHDD技術の延長線上にあることと、顧客のニーズに合わせた選択肢を提供するための取り組みだという。


ePMR方式の40TB HDDは「世界中のHDDの中で一番の容量」を実現した。なお、同方式の32TB HDDは商品化済み

ユーザーが信頼を置ける性能を確保したという

ePMR方式を採用した40TB HDDの試作品

HAMR方式のHDDは、プラッター1枚当たりの容量を4TBまで高めて、それを10枚重ねることで44TBの大容量を実現している

今後、1枚当たり10TBまで記憶密度を高めて、100TBを超える容量を実現するという

HAMR方式のHDDの試作品

WDの計画では、2028年内にePMR方式とHAMR方式で60TBのHDDを実現した上で、2029年内にHAMR方式で100TBのHDDをリリースする計画を打ち立てている
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