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改めて考える単眼カメラとモノラルスピーカー それでも「iPhone Air」を推したくなる理由(3/3 ページ)

2025年9月に登場した「iPhone 17」シリーズの中で、ひときわ異彩を放つのが「iPhone Air」だ。賛否両論が飛び交うモデルだが、スペック表の数字だけでは測れないその真価は、果たして日常の使い勝手にどう響くのだろうか。

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スピーカーはモノラルという割り切り

 iPhone Airは、モノラルスピーカーだという点にも注意した方がいい。正直なところ、15万円を超えるスマートフォンの音としては、かなり物足りなさを感じる。動画を見たり音楽を聞いたりする際に、ステレオスピーカーとの差は明確だ。

 ただし、これもまた使い方次第だろう。筆者の場合は四六時中イヤフォンを装着しており、スマートフォンのスピーカーで直接聞く機会はほぼない。動画を見たりゲームをしたりする場合にも、イヤフォンを使っている人は多いのではないだろうか。そういった使い方であれば、スピーカーがモノラルであることは大きな問題にはならない。

ケース選びは悩ましい

 専用の「iPhone Airバンパー」(6480円)も借りたので紹介しておこう。ケースと言っていいのか分からないが、iPhone Airの薄さを損なわず、かつ落下時に側面をしっかりと保護する目的のものだ。ボタン類も覆ってしまうが、カメラコントロールにも導電層が重ねられており、装着状態でも問題なく利用できる。また、ストラップホールが2カ所開いており、別売りの「クロスボディストラップ」(9980円)も装着できる。

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 ただ、見た目が少々野暮ったくなるのは難点だろう。iPhone Airのきれいな外観を生かしたいなら、別のケースを選んだ方が良さそうだ。


iPhone Air用に専用のバンパーが用意されている。写真はライトグレイで、全4色から選べる

バンパーを装着すると、見た目が少々野暮ったい雰囲気になり、iPhone Airの外観を損ねてしまう気がする

バンパーにはストラップホールがあり、別売りのクロスボディストラップ(全10色)を装着できる

まとめ

 短い時間ではあるものの、iPhone Airを使ってみた印象としては、普段使いする上では問題なく利用できるデバイスだと感じた。大画面で軽量なスマートフォンが欲しいという人にはぴったりだろう。

 カメラが単眼でモノラルスピーカー、バッテリーも控えめと、スペック表だけを見ると確かに不安になる要素が並んでいる。しかし実際に使ってみると、これらの「欠点」は思ったほど気にならない。むしろ、薄さと軽さがもたらす快適さの方が、日常使いにおいては大きな価値を持つ。

 最近は実機を手に取って見比べるよりも、ネットで購入してしまうという人も多い。特にiPhoneを購入するユーザー層は、そういう傾向が強いのではないかと思う。そうなると、スペック上の数字だけで判断され、iPhone Airが選ばれにくくなるのかもしれない。iPhone Airが不人気だと言われる要因の1つには、そういったこともありそうだ。

 ただ、iPhone 17シリーズに関しては、ベースモデルのiPhone 17の出来が良く、3万円高いiPhone Airを選びにくいというのも事実だ。大画面と薄型軽量という特徴に3万円分の価値を見出せるかどうか。もし購入を悩んでいる人は、ぜひ実機を手に取ってから検討してほしい。その薄さと軽さは、数字では伝わらない魅力を持っているはずだ。


付属品はUSB Type-Cケーブルのみだ
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