エレコムが半固体電池を採用した“次世代モバイルバッテリー”に挑んだ理由(3/3 ページ)
エレコムが、安全性に配慮した次世代モバイルバッテリーとして同社初となる「半固体電池」採用の「DE-C86-10000」シリーズを発表した。他社ではすでに“半固体”または“準固体”電池を採用したモバイルバッテリーを提供しているのに、なぜ遅れたのか。その理由と安全性に関する同社の姿勢について語られた。
スタイリッシュで好みの色を選べる楽しさ
製品のカラーバリエーションは、ブラック、ホワイト、ブルー、ピンクの4色展開だ。
ビジネスシーンで使うことが多い人であれば、ブラックやホワイトを選びたいと考えるかもしれないし、普段の外出や学校、プライベートで使うのであればブルーやピンクといった遊び心のあるカラーを選ぶかもしれない。ファッションに合わせることもできそうで、製品化するにあたり気の利いたカラーチョイスだと感じた。
分解しない限り、見ることのできない採用電池も展示されていた。1セルで5000mAh、それを2個使用して製品化しているとのことだ。
ボディー上部に出力用USB Standard-A×1基、入出力用USB Type-C×2基を搭載し、電源ボタンは本体右側面にある。
DE-C86-10000上部にあるポート部。「C1」と「C2」は同じ規格なので、どちらに挿そうかと迷わずに済む。なお、同製品はパススルー充電(本体を充電しながら、他の端末へ給電すること)に対応している
電源ボタンの使い方は、短押しでバッテリー残量をLED表示部に表示/非表示、ダブルクリック(2回短押し)で低電流モードのオン/オフとなる。
試しにDE-C86-10000(ピンク)を、13インチMacBook Pro(2020)に接続したところ、35Wで給電を行っていた。
電源ボタンをダブルクリックして起動する低電流モードも試したが、完全ワイヤレスイヤフォンやiPad向けスタイラスペンなどへ充電できていることを確認した。これならノートPC用と完全ワイヤレスイヤフォン用のモバイルバッテリーを分けて持ち歩く必要はなさそうだ。
発表会では、モバイルバッテリーに関連したエレコムの安全性への取り組みが強調されていたが、パッケージにもそれが反映されている。
箱の中には本体以外に取扱説明書、充電用ケーブル、そして絶縁テープが入っていた。
ケーブルには、スマートフォンに水滴が付着した状態での充電を行わないよう注意喚起するタグが取り付けられていた。
取扱説明書には、従来は「ご使用上の注意」や「警告」など最後のページに記載されているような内容がイラスト付きで冒頭に掲載され、注意点が強調されている。
これならモバイルバッテリーをどのように扱えば安全なのかをユーザーが認知しやすいだろう。
エレコムでは、この後もさまざまな製品の展開を控えているとのことで、展示されていた製品の発売が待ち遠しい。
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