スマートウォッチとの“2台持ち”がはかどる! 約12gで画面レスの「Google Fitbit Air」とパーソナルAIコーチの実力を試す:スマートウォッチ ナビ(1/3 ページ)
「Google Fitbit Air」は、ディスプレイを省いた約12gの超軽量フィットネストラッカーだ。価格は1万6800円で、Fitbitブランドとして初めて「Google」の名を冠した。本製品の真価を、実機を使って確かめた。
Googleは5月26日、フィットネストラッカー「Google Fitbit Air」を発売した。Fitbitブランドとして初めて「Google」の名を冠した製品で、同社のウェアラブルラインアップの中で最小/最薄のHR(心拍数)計測対応トラッカーとして位置付けられている。価格は1万6800円だ。
最大の特徴は、ディスプレイを持たないシンプルなデザインと、交換可能なバンドシステムだ。ただし、本製品の本質は単体のハードウェアにあるのではない。AIを活用した健康コーチング機能「Google Health コーチ」との連携を前提とした、エコシステムへの入り口として設計されている点が、これまでのFitbit製品とは大きく異なっている。
ディスプレイレスのフィットネストラッカーといえば、Amazonが2020年8月に米国で投入した「Halo Band」を思い出す人もいるだろう。画面を持たないバンドにAIによる健康解析を組み合わせるという発想自体は当時からあったが、コンセプトが早すぎたのか、2023年7月にサポート終了となっている。
また2025年には、Zepp Healthから「Helio Strap」も発売されている。こちらもディスプレイを持たないフィットネストラッカーだが、スマートウォッチと変わらないサイズ感で使う人を選ぶ印象だった。
今回、Fitbit Airを試用する機会を得たので、ハードウェアとしての完成度、リブランドされた「Google Health」アプリの使い勝手、そしてAIコーチングの実力について紹介しよう。
スクリーンレスという割り切り
Fitbit Airを手に取って最初に感じるのは、その小ささだ。本体は楕円(だえん)形のカプセル状で、厚みもしっかりと抑えられており、スマートウォッチとは明らかに異なるカテゴリーの製品だと一目で分かる。実際に手首に装着しても存在感はほとんどない。
ディスプレイを省いた設計は、好みが分かれるポイントだろう。時刻や歩数をパッと確認したいユーザーには物足りなく映るかもしれない。とはいえ「常時装着するウェアラブル」と捉えれば、合理的な判断だと言える。就寝時にスマートウォッチを身に着けるのに抵抗があった人にとっては、これくらい小さく軽い方が気にせず装着できそうだ。
交換可能なバンドシステム
バンドの交換は、外側から本体を押し出す方式で、工具不要で簡単に換装できる。バンドは3種類が展開されている。
標準で付属する「パフォーマンスループバンド」(5499円)は、テキスタイル素材のスポーツ向けバンドで、ベルクロの固定によって素早くフィット感を調整できる。
別売の「アクティブバンド」(5499円)はシリコン素材のシンプルなバンドで、肌触りが柔らかく日常使いに適しているという。ポリウレタン製の「プレミアムモダンバンド」(7859円)は、より上品な見た目で、ビジネスシーンでも違和感なく使えるデザインだ。
オプションのバンドとして用意されるのは、シリコン製の「アクティブ バンド」(左)と「プレミアム モダンバンド」(右)だ。アクティブ バンドのみ、Sサイズ(手首周囲が130〜175mm前後)とLサイズ(165〜210mm前後)が用意される
カラーは、パフォーマンスループバンドとアクティブバンドがObsidian(黒)/Fog(グレー)/Lavender(紫)/Berry(赤)の4色展開だ。プレミアムモダンバンドは、Moonstone(グレー)/Obsidian(黒)/Porcelain(白)の3色展開で、用途や気分に応じて選べる。
今回はパフォーマンスループバンドのObsidianを試用したが、装着感は良好だ。就寝時を含めて装着し続けても重さをほとんど感じず、着けていることを意識する場面もなかった。ただし、本体が軽い分、パフォーマンスループバンドをしっかり固定しようと思うと、若干コツが要る。この辺りは慣れの問題もあるだろう。
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