GoogleマップとYouTube Musicに対応したフィットネストラッカー「Fitbit Charge 6」を試す(1/3 ページ)
Googleに買収された、Fitbitのフィットネストラッカー最上位モデルとなる「Fitbit Charge 6」が登場した。従来モデルとの違いや多機能な製品を試してみた。
Googleは10月12日、Fitbitの新デバイス「Fitbit Charge 6」を発売した。同日発売ということもあり、Pixel Watch 2の話題にやや埋もれてしまっている感もあるが、軽量でバッテリー持ちもよく、フィットネスやヘルスケア機能だけであれば、Pixel Watch 2にも劣らない高機能なフィットネストラッカーだ。
価格も2万3800円(税込み、以下同様)と、Pixel Watch 2(5万1800円〜)の半額以下で購入できるのも魅力だろう。Fitbitもスマートウォッチ「Sense 2」と「Versa 4」を用意しているが、このCharge 6はトラッカータイプで最上位のモデルとなる。
高級感のあるアルミボディーで側面ボタンが復活
アルミボディーのFitbit Charge 6は、実測で28.3g(Sベルト装着時)と非常に軽量だ。付属のインフィニティベルト(シリコンベルト)も、Pixel Watch 2のものより薄く、着け心地も良好である。また、前モデルの「Fitbit Charge 5」では廃止されていた側面のボタンが復活した。このボタンを押すと、どの画面からでもホーム表示に戻ることができる。クリック感のあるボタンではないが、触覚フィードバックを搭載しており、ボタンを押したことが感じられる。
ベルトを省いた本体部分のサイズは約1.86(幅)×3.87(奥行き)1.17(厚さ)cmで、ディスプレイはAMOLED(有機EL)のタッチパネルになっており、基本的な操作は上下/左右のスワイプで行う。ディスプレイの詳細な仕様は公開されていないが、発色も良く細かな文字も見やすい。
ディスプレイはAMOLEDで発色もよく綺麗な表示のディスプレイだが、直射日光下では少々見づらい。ベルトは交換可能で、純正オプションではレザーベルト、ウーブンベルト、ループベルト、スポーツベルトなどがラインアップされている。ベルトや充電ケーブルはCharge 5用も流用可能だ
ただ、人によっては画面が小さすぎて見にくいということもあるだろう。そのような場合に便利な機能として、ディスプレイを3回タップすると表示を拡大できる設定が用意されている(デフォルトではオフだった)。
拡大倍率は2倍と3倍から選択可能で、もう一度画面をタップすると通常表示に戻る。あまり多用する機能ではないと思うが、その場で通知を確認したい場合などには使えそうだ。
バッテリーの持続時間は最大7日間となっている。ただし、これは常時表示がオフのケースだ。この場合、手首を返したり画面をタップしたりすれば画面が表示されるが、PCで作業をしていたり、手首に目をやっても時計が表示されていないのは、地味にストレスを感じる。
常時表示設定も用意されているが、これをオンにしてオフタイム(バッテリー節約のため、夜間など設定した時間には常時表示をオフにする機能)を使わない場合、約18時間でバッテリー残量が10%となった。常時表示をオンにするなら、毎日充電はした方が良さそうだ。
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