GoogleマップとYouTube Musicに対応したフィットネストラッカー「Fitbit Charge 6」を試す(2/3 ページ)
Googleに買収された、Fitbitのフィットネストラッカー最上位モデルとなる「Fitbit Charge 6」が登場した。従来モデルとの違いや多機能な製品を試してみた。
多彩なセンサーを搭載しエクササイズモードも増加
水深50mまでの耐水仕様で、雨の中でのエクササイズも問題ないということだが、完全な防水ではないとしている。浅瀬での利用を想定しており、高速で流れる水中や高温の水中では使用できないとのことだ。シャワー程度なら問題はないと思うが、この時間を利用して充電するのもいいだろう。
機能としては、心拍数の常時測定や血中酸素ウェルネス(SpO2)の計測/睡眠スコア/睡眠時皮膚温度/各種計測データを元にしたエナジースコアの表示(有料サービス「Fitbit Premium」が必要)、ストレスマネジメントなど、およそフィットネストラッカーに求められる機能は網羅している。
心拍数に関しては、これまでのFitbitフィットネストラッカーよりも、さらに高精度な心拍センサーを搭載しているという。ただし、この比較にはPixel WatchやFitbitのスマートウォッチ製品は含まれていない。Pixel Watch 2にも新しいマルチパス対応の心拍センサーが搭載されており、計測精度の向上がうたわれている。
試しに、左手首にCharge 6とPixel Watch、右手首にPixel Watch 2を装着して心拍数を見てみたところ、Fitbit Charge 6とPixel Watch 2は「68」、Pixel Watchは「69」だった。ちなみに、左人差し指のOura Ringは「66」という結果になった。
測定位置も異なっており、正確な値が分からないので、この結果をもって精度がうんぬんと言うことはできない。運動中の心拍数となると、また結果が異なるかもしれないが、個人で利用する分ではどのデバイスの測定値を参考にしても問題はなさそうだ。
運動の計測に関しては、ランニング/サイクリング/ウエイトトレーニング/ヨガなど40種類以上の測定に対応する。Pixel Watch 2も40種類のワークアウトモードに対応するので、この部分は同等だ。
また、運動の自動トラッキングにも対応している。運動を自動で認識し、運動後にFitbitアプリに記録してくれる「SmartTrack」という機能だ。ただこの機能、本製品のマニュアルによると、15分以上の動きの激しいアクティビティーしか対応していない。
なお、SmartTrackとは異なるが、ゆっくり歩く程度のウォーキングでも10分ほどで通知が出て記録を開始できた。とはいえ、確実に計測したいなら、手動で運動を開始した方がいいだろう。
Fitbit Charge 6に搭載された新機能として、YouTube Musicの再生コントロールとGoogle マップのナビゲーションもある。YouTube Musicの再生コントロールはFitbit Charge 6上から曲の再生/停止、スキップ、エクササイズに応じた音楽の提案機能などを利用できる。ただし、利用するには有料のYouTube Music Premiumに加入している必要がある。
最後に、Suicaの利用について見ていこう。
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