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クラウドPCデバイス「Windows 365 Link」は小さくていい感じだった(1/2 ページ)

日本マイクロソフトが、東京都内でリアルイベント「Microsoft AI Tour Tokyo 2026」を開催した。その展示会場でクラウドPCデバイス「Windows 365 Link」の実機を見かけたので、どんなデバイスなのか紹介してみたい。

 日本マイクロソフトは3月24日、東京都内でリアルイベント「Microsoft AI Tour Tokyo 2026」を開催した。このイベントでは、同社とパートナー企業が提供するAI関連の講演やワークショップ、ハードウェア/ソリューションの展示などが行われた。

 このイベントでは、同社のWindows 365専用端末「Windows 365 Link」が展示されていた。個人ユーザーが目にすることが少ない、この端末の秘密に迫る。


Microsoft AI Tourは、Microsoftグループが開催するものとしては最大規模のイベントで、世界の主要都市で開催されている。東京の次は、ブリュッセル/コペンハーゲン/ソウルの3都市で行われるという

手のひらに載るコンパクトサイズ

 Windows 365 Linkは、Windows 365を導入している企業における“専用端末”だ。Windows 365上にある仮想Windows PCにアクセスするためのデバイスであり、いわゆる「シンクライアント端末」となる。

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 日本マイクロソフトの担当者も「日本では『シンクライアントです』と言った方が通りが良いので、お客さまにはそう説明している」という。


Windows 365 Linkは、Windows 365の利用に特化した「シンクライアント端末」だ

 ボディーのサイズは約120(幅)×120(奥行き)×30(厚さ)mmで、重量は約418gとなる。手のひらに載る「デスクの邪魔にならない」サイズ感で、やろうと思えば持ち運ぶこともできる。

 専用のACアダプターとモバイルディスプレイ、キーボード、マウス(ポインティングデバイス)を用意すれば「ノマドワーク」も不可能ではない。

 なお、本製品は100×100mmのVESAマウントへの取り付けに対応しており、同サイズのマウントを利用できるディスプレイと金具を組み合わせれば背面に据え付けることも可能だ。


この通り、余裕で片手を使って持てるサイズ感を実現している。ちょっとした周辺機器を一緒に持ち運べば、ノマドワークにも活用できる

底面には100×100mmのVESAマウントに対応するネジ穴が用意されている

目的特化型の“端末”

 シンクライアント端末というと、ノートPCやコンパクトデスクトップPCをベースに作られたものが多い。それに対して、Windows 365 Linkは「Windows 365を使うための端末」として特化した設計となっている。

 CPUは「Intel Processor N250」(Eコア4基/最大3.8GHz)で、メモリは8GB(LPDDR5規格)、ストレージは64GB(UFS)を備えている。OSは、Windows 365の接続に特化した専用の「Windows CPC」をプリインストールしている。

 利用するにはWindows 365の契約と、それと連動した「Microsoft Entra ID(旧Azure Active Directoryアカウント)」が必要となる。管理はWindows PCと同様に「Microsoft Intune」で行える。

 サインイン(ログイン)方法は企業/組織のポリシーに応じて柔軟に設定可能で、Windows Hello(生体認証)やICカード、「Microsoft Authenticator」なども利用できる。

 ストレージについては純粋なOS起動とWindows 365への接続用アプリにのみ使っており、ローカルにデータを置いておくことはできない。データの保存は仮想PC、あるいはUSBストレージ(詳細は後述)に行うことになる。


OSは、Windows 365端末としての利用に特化したWindows CPCをプリインストールしている。今回のイベントではWindows 365 LinkにICカードリーダーを接続し、非接触ICカードを使ってサインインを行うようにセットアップされていた

非接触ICカードをかざすと……

Windowsにサインインできた。オフィスに据え置いている場合、複数のユーザー(アカウント)で1台の端末を共有しやすい
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