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安いMacは「使えない」? MacBook Neo 8GBモデルで試す、後悔しないための活用術と注意点(1/3 ページ)

9万9800円という価格で話題を呼んでいるAppleの新型ノートPC「MacBook Neo」。手に取りやすい価格の一方で、8GBメモリとA18 Proチップという構成の「実用ライン」と、購入前に知っておきたいことを整理した。

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 9万9800円と、10万円を切る価格で登場したAppleのノートPC「MacBook Neo」。Macとしてかなり手に取りやすい存在になった一方で、8GBのメモリやA18 Proチップという構成を見ると、「実際のところ、どこまで使えるのか」は気になるところだろう。

 PC USERでは、既にMacBook Neoの立ち位置や質感、ディスプレイ/オーディオ、MacBook Airとの違いを紹介している。

 そこで今回は少し視点を変え、低スペックなNeoで何ができて、どこから先が厳しくなるのかを見ていきたい。WordやExcelのようなOfficeアプリは快適に使えるのか、写真や動画の編集は現実的なのか、ゲームの動作はどうなのか。8GBメモリのMacとしての実用ラインを確かめてみた。

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13型ディスプレイを搭載したモバイルPC「MacBook Neo」。今回試したのはストレージ256GBのシルバーモデルだ

日常用途のMacとしては十分な性能

 先に結論からいえば、MacBook NeoはWebブラウズやメール、文書作成、オンライン会議といった用途では十分に実用的だ。Officeアプリを使った作業も特に問題はなく、写真編集や簡単な動画編集も条件次第で十分にこなせる。

 一方で、重い処理を長く継続したり、複数のアプリを同時に走らせたりすると、8GBというメモリ容量の制約が表面化しやすくなる。


一般的な文章作成やWebブラウズ、オンライン会議などの用途であれば問題なくこなせるだけのスペックは持っている。重量は公称値が約1.23kg、実測で1.234kgだった

 用途別にざっくり整理すると、Webやメール、文書作成は問題なく、Officeアプリ+オンライン会議+チャット程度の組み合わせは十分に実用範囲に収まる。写真編集は軽い補正や整理なら対応しやすいが、RAW現像の一括処理やAI処理を重ねると待ち時間は増えやすい。動画編集も短尺のカット編集なら現実的だが、複数トラックや重いエフェクトを前提にすると余裕はあまりない。ゲームは動作するものも多いが、快適さはタイトルと設定に左右されやすい。

 つまりMacBook Neoは、何でもこなす万能機ではないが、日常的なPC作業を担うMacとしては十分に実用的といえる。焦点になるのは「動くかどうか」より、「どこまで同時に、どれくらい余裕を持ってこなせるか」という点だろう。

Officeマシンとしての実力

 まずは、最も利用者が多いであろうOffice用途から見ていこう。WordやExcel、PowerPointといったOfficeアプリに加え、ブラウザやDiscordやSlackなどのチャット、オンライン会議を同時に使う状況は、学生やビジネスユーザーにとってかなり現実的な使い方だ。

 単体のアプリ操作については、WordやExcel、PowerPointの起動やファイルの読み込み、ウィンドウ切り替えで大きく気になる場面はなかった。軽い処理をこなす場面での反応は良好で、アプリ起動や文書編集、表のスクロールといった日常操作で大きな不満を感じることは少ないはずだ。

 ブラウザのタブ数を増やしつつGoogle Meetをつなぎ、Wordを開いて、さらにSlackを常駐させても、体感できるようなパフォーマンス低下は特になかった。アクティビティモニタではメモリ使用量が7GB近くまで伸びていたが、macOSは空いているメモリを積極的に使うため、これだけで余裕がないとは言い切れない。少なくとも今回試した範囲では、不満を感じる場面はなかった。


メモリ使用量は7GB前後になっていたが、動作的には不満を感じることはなかった。ただ、メモリプレッシャーは黄色になっているので、そこまで余裕があるわけでもなさそうだ

 Office用途という観点で見れば、MacBook Neoに大きな不安はない。単体のアプリ操作や軽めのマルチタスクでは素直に使いやすく、日常的な文書作成や会議用途なら十分に実用的だ。ただし、アプリをさらに重ねて使う前提なら、8GBメモリの範囲でやり繰りしていることは意識しておいた方がいいだろう。

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