まるで工芸品な3kg超のアルミ塊! 官能的すぎる“磁気×メカニカル”なキーボード「Lofree Hyzen」を試す:武者良太の我武者羅ガジェット道(3/5 ページ)
Lofreeの新作「Hyzen」は、3kg超のアルミ削り出しボディーに最新のTMRセンサーとメカニカル構造を融合させた野心作です。0.01mm単位の超高精度な入力と、官能的な打鍵感を両立した“工芸品”の実力に迫ります。
TMRセンサーを採用した新世代機でもある
Hyzenは単なるルックスのいいキーボードではありません。最も重視すべき要素は、入力認識用にTMRセンサーを採用したことです。
TMRセンサーは、多くのラピッドトリガーキーボードが使うホールエフェクトタイプの磁気スイッチセンサーよりも高感度で、0.01mm単位のアクチュエーションポイント調整機能を実現しています。0.1mmではなく0.01mmですからね。これは人間が体感できる限界を超えた、まさに理論上の最速を追求した結果です。
実際のゲームプレイや文章入力などにおいて、この0.01mmの違いが直接スコアや業務改善に結び付くかは議論の余地がありますが、入力デバイスとして可能な限りの解像度を提供するという姿勢はとにかく熱いです。
そして確実な操作感を重視したい方は、3.5mmまでの深い設定にすることも可能です。実際に入力してみると、磁気なのにメカニカルなキータッチもあるところに驚きます。
磁気キーボードの最大の弱点は、スイッチ内部に物理的な接点がないために、スカスカとしたリニア一辺倒なキータッチになりがちなことでした。
Lofreeはこの問題に対し、Kailhと共同開発したNexusスイッチを採用しています。このスイッチは、磁気検知用のマグネットとは別に、従来のメカニカルスイッチのようなリーフ構造(板バネ)を内蔵しています。これにより、磁気スイッチ特有の滑らかさを維持しながら、メカニカル特有の芯のある感触と底打ちのタクタイル感が同居しているのです。これはかなり気持ちがいい。
さらに内部には、幾層にも重なった吸音フォームが入っています。アルミボディーの剛性と相まって、タイピング音はコツコツという密度が高めのもの。かつキータッチはしっとりとした落ち着きのある感触になっており、上質です。
ファンクションを切り替えるサイドノブの機能性
ファンクションキーを無くした65%配列キーボードは、キー数が少ないというデメリットがありますが、それを補ってくれるのがこのサイドノブ。Fnキーとの組み合わせで数字キーの機能を変えます。
数字キーとして使う時は何も表示させず、ノブを回したとき、またはFnキーを押したときはF1~の表示になります。さらにノブ+Fnキーでさらなる機能性をもたらす。キー数の少なさを、物理的なインタフェースの楽しさで補うというアプローチは実にLofreeらしいといえませんか。
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