レビュー

E-Inkで“あえて隠さない”ワイヤレスマイク「Insta360 Mic Pro」 3マイク&4ch録音対応で進化した異次元の実力武者良太の我武者羅ガジェット道(1/4 ページ)

前作の弱点を克服し、ライバルに並ぶ本格仕様となったワイヤレスマイク「Insta360 Mic Pro」をレビューします。3マイクアレイによる多彩な指向性、最大4ch録音、強力なAIノイキャンなど、その圧倒的な実力に迫ります。

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 YouTubeにしてもTikTokにしても、動画を作るなら映像と同じくらい気を遣わなければならないのが音声の質です。いくらかわいい子が楽しそうにしている映像でも、音声が“ガビガビ”だと即座に画面をフリックして他のコンテンツを再生したくなります。

 正直なところ、この分野で後れを取っていたのがInsta360でした。ライバルのDJIをはじめ、RODEやAnker、Hollylandが次々と2.4GHz帯対応トランスミッター/レシーバーのワイヤレスマイクを発売する中、2025年4月にやっと「Insta360 Mic Air」が登場しました。

 しかし、2台のマイク音声を個別チャンネルで録音することが難しく、一人の声を捉える用途でなければ使いにくいという印象があったのです。

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 ただし、今回の「Insta360 Mic Pro」は違いますよ。最初から2台のトランスミッターがセットになったパッケージもあり、ライバルメーカーのワイヤレスマイクと同じ舞台で戦えるようになりました。しかも、1つのトランスミッターに組み込まれているマイクカプセルは3つ! 指向性が選べる他、単体でステレオ録音も可能です。


存在感が強い「Insta360 Mic Pro」。E-InkディスプレイはInsta360アプリでカスタマイズできる

 動画用カメラとして「Insta360 X5」や「Insta360 Ace Pro 2」「Insta360 GO Ultra」、そしてスマートフォンジンバルの「Insta360 Flow 2」シリーズを使って撮影しているなら、見逃せない存在となること確実ですね。

「Pro」の製品名がふさわしいアップデート

 Insta360 Mic ProとInsta360 Mic Airを比較すると、パワーとバッテリー容量の差があることに気が付きます。Mic Airは送信出力が10dBmだったのに対して、Mic Proは20dBmに倍増、バッテリー容量も97mAhから240mAh(トランスミッター)、410mAh(レシーバー)となり、長時間の録音も安心して行えます。たとえ充電ケースがついているとはいえ、1回の録音時間が延びることに不満を持つ人は皆無でしょう。


専用の充電ケースもあり、運用しやすい
Insta360 Mic Pro Insta360 Mic Air
変調方式 GFSK 未公開
ワイヤレス周波数 2.4GHz帯 2.4GHz帯
送信出力 20dBm 10dBm
32bit Flort録音 可能 不可
通信距離 最大400m 未公開
Bluetooth 5.4 未公開
指向性セッティング 3パターン なし
ボイストーンプリセット 3種類 なし
ノイズリダクション 2段階 1段階
内部録音 可能(32GB) 不可
E-Inkディスプレイ あり なし
バッテリー容量 240mAh(送信機)/410mAh(受信機) 97mAh(送信機/受信機)
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