超大画面ディスプレイを持ち運べるスマートグラス「VITURE Beast」を2週間使って分かったこと:武者良太の我武者羅ガジェット道(1/4 ページ)
最大級の対角視野角58度を誇るディスプレイグラス「VITURE Beast」を2週間レビューしました。映り込みを抑えた独自の構造や優れた調光機能を検証します。
スマートグラスと呼ばれる製品は、いま大きく2つに分かれています。1つはスマートフォンやクラウドとつながり、通知やAIアシスタントの応答を目の前に出すタイプです。ワイヤレスで使える一方、表示部は小型のグリーンモノクロディスプレイが中心で、情報をちらっと確認する道具という性格が強めですね。
もう1つが、USB Type-CケーブルでスマホやPC、携帯ゲーム機などにつなぐディスプレイ用途のグラスです。こちらはカラー表示に対応し、目の前に大きな仮想スクリーンを映し出します。
メガネ型の本体をポケットに入れて持ち運び、出先では携帯ゲーム機やスマホの画面を、家では動画配信やPC画面を大きく見る──そう考えると、これはスマートグラスというより、ポケットサイズの超大型エンターテインメント向けディスプレイですね。
日本で発売された「VITURE Beast」(8万2880円)も、ディスプレイグラスに属する製品です。最も大きな特徴は、その仮想スクリーンの大きさです。現在購入できるディスプレイグラスの中では最大級の広さとなるスペックを持っていますが、実際に使ってみると、どんな印象を抱くでしょうか。約2週間、実際に試してみました。記事の最後には限定クーポンもあります。
シンプルなフレームに詰まった高性能
VITURE Beastのフレームデザインは、近年のVITUREファミリーの中ではかなり落ち着いた印象です。太めのウェリントン型で、フロント右上に入るロゴの差し色は控えめなブルーとなっています。自分の部屋だけではなく、オフィスやカフェで使っても違和感なく溶け込みます。
外側のレンズはサングラスのように見えるだけではありません。エレクトロクロミック調光に対応しており、レンズの濃さを9段階で切り替えられます。明るい場所、あるいは映像に没頭したいときは、レンズの透過度を下げて周囲の光や映り込みを抑え、暗い場所や手元を確認したい場面では色を薄くできます。
リム上部に組み込まれるMicroOLEDパネルのサイズは未公開です。解像度は片目あたり最大1200p(1920×1200ピクセル)、リフレッシュレートは最大120Hz、明るさは最大1250ニトとなっています。このパネルに映った映像は、バードバスミラー(ハーフミラー)を経て、ユーザーの目に届けられます。
この「ボックス型のバードバスミラー」というのが1つのポイントです。既存の多くのディスプレイグラスで使われてきたバードバスミラーは、自分が着ているシャツやボトムの色が反射しやすい構造だったのですが、VITURE Beastで使われているタイプはご覧のように樹脂で覆うことで、周囲から光が入りにくくなっています。
実際に使ってみても、映り込みが極めて控えめです。これは本モデルの大きなメリットとなっています。
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