サングラス型ディスプレイ「VITURE Luma Ultra」の周辺デバイスを試す 独自のネックバンド型Androidデバイスや“Switch 2”と接続できるドックで拡張性アップ(1/4 ページ)
VITURE Luma Ultraの周辺アクセサリー「VITURE Proネックバンド」(以下、Proネックバンド。5万9980円)と「VITURE Proモバイルドック」(以下、Proモバイルドック。2万1800円)を組み合わせることで、どのような使い方ができるのか。順に紹介しよう。
XRデバイスを手掛けるVITUREが11月に発売した「VITURE Luma Ultra」(以下、Luma Ultra)について、前回の記事では、6DoF機能を活用した仮想ディスプレイ機能の強みについて紹介した。
→・“現行で最も明るく、最も高精細”をうたうサングラス型ディスプレイ「VITURE Luma Ultra」の実力をチェックする
単体での利用でも非常に魅力的な製品ではあるが、今回は同時に展開されている周辺アクセサリー「VITURE Proネックバンド」(以下、Proネックバンド。5万9980円)と「VITURE Proモバイルドック」(以下、Proモバイルドック。2万1800円)を組み合わせることで、どのような使い方ができるのか。順に紹介しよう。
Proネックバンドの外観をチェック!
まずは首にかけるだけでLuma UltraがパワーアップするProネックバンドについて詳しく見ていこう。本来、サングラス型ディスプレイはPCやスマホにUSBケーブルで接続して、さまざまなコンテンツを楽しむスタイルが一般的だ。
PCに表示されるものであれば扱えるという利点はあるものの、常にUSBケーブルを接続しておかなければならないので、取り回しが少し面倒だ。
そんな課題を解決するための回答としてVITUREが用意したのが、ネックバンド型のAndroidデバイスだ。
約170gの軽量ボディーで長時間着けていても疲れにくく、静音かつ低発熱設計をうたっており、朝の通勤電車での動画鑑賞や、夜に自宅で寝ころびながらゲームプレイをするような用途でも快適にかつプライバシーに配慮して楽しめる。
PCに専用アプリ「SpaceWalker」(詳しくは前回の記事へ)を使って接続したときと同じく、Proネックバンドと組み合わせても6DoF機能に対応しているため、拡張ディスプレイとしてではなく、コンテンツを楽しむ組み合わせとしては最も完成度の高いセットアップとなる。
Luma Ultraに接続するAndroidスマホを首に掛けられるようになる(=身軽になる)イメージで、ケーブルの取り回しを気にすることなくコンテンツを楽しめる点は非常にうれしいポイントだ。
ネックバンド本体を見てみると、左側にボタンがいくつか用意されているが、写真の上から順に電源ボタンと画面ロックを兼ねたボタンと、音量調節ボタンが用意されており、この点はAndroidスマートフォンと変わらない。
Proネックバンドはさらにもう1つボタンを備えているのだが、こちらを押すとクイック設定パネルが表示されるという仕組みだ。
続いて右側を見てみると、カメラが2つ搭載されていることが分かるが、これはなんとハンドジェスチャーを認識するためのカメラで、明るい場所と暗い場所を問わず、ハンドジェスチャー機能が利用できるようになる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
マイクロOLED採用のサングラス型ディスプレイ「VITURE Luma Ultra」を試す XREALのライバルになれるか?
PCやスマートフォンの映像を入力して、目の前に大きな仮想ディスプレイを表示できるサングラス型のスマートグラスに新製品が登場。その実力は?
重たいモバイルディスプレイと老眼からの解放! 独自チップを搭載したARグラス「XREAL One」を試す
いつも1kg以上の重さのあるモバイルディスプレイを持ち歩いている筆者が、82gのARグラス「XREAL One」を試す機会を得た。独自チップを搭載することで、拡張ディスプレイとして使えるという。本当に使えるレベルになっているのかどうか、じっくり検証した。
ARグラスで仕事はできるか? スマホサイズの「XREAL BEAM Pro 5G」と老眼にやさしい「XREAL One」で試す
ガッツリではないものの、出先でちょこっと仕事をこなしたいという場合の装備は軽い方が良い。狭いテーブルのスペースを占有しないよう、デバイスは小さい方が良い。それができるのが「XREAL BEAM Pro 5G」と「XREAL One」だ。
約6.8万円の新ARグラス「XREAL 1S」登場 “Switch 2”もつながる専用アクセサリー「Neo」も
XREALは12月1日、新型ARグラス「XREAL 1S」を発表した。これは専用アプリやアクセサリー不要で、世界初となるグラス単体でのリアルタイム2D→3D変換機能を搭載したARグラスだ。予約は同日から可能になっており、6万7980円で2026年1月下旬に販売が開始される。
ValveがSnapdragon 8 Gen3を搭載したVR HMD「Steam Frame」を発表
Valveは、スタンドアロン動作にも対応したVRヘッドマウントディスプレイ「Steam Frame」の発表を行った。
シャープがVRグラス「Xrostella VR1」開発 198gの軽量ボディー、メガネ形状で瞬間着脱 クラファンで支援者募集
シャープが10月31日、VRグラス「Xrostella VR1(クロステラ ブイアールワン)」の開発を発表。「GREEN FUNDING」で11月下旬以降から支援者を募集する。スマートフォンの開発で培った小型・軽量化技術を生かし、約198gという軽さを実現した。



