レビュー

「そっちに曲がるの?」 タッチスクロール搭載で超小型の折りたたみマウス「Mobi Fold MF900」を試す(1/4 ページ)

ロジクールから、同社初となる折りたたみ式ワイヤレスマウス「Mobi Fold MF900」が登場した。物理ホイールを廃してタッチスクロールを採用し、折りたたむとポケットにすっぽり収まる約79gの超コンパクトなボディーが最大の特徴だ。実機を徹底検証する。

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 ロジクールから、同社初の折りたたみ式ワイヤレスマウス「Mobi Fold MF900」が発売された。物理ホイールではなくタッチ式のスクロールを採用しており、折りたたむとポケットにすっぽり収まるコンパクトなボディーが特徴だ。

 高級携帯マウスの選択肢が少なくなった今、同社直販価格で1万4850円のこの1台は、我々のニーズにどう応えてくれるのだろうか。


ロジクールの折り畳みモバイルマウス「Mobi Fold MF900」のパッケージ

軽量モバイルマウス“枯渇期”に光るか

 最近、外出時に持ち歩く携帯性の高いマウスの選択肢が少ないと感じている。

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 筆者が長年愛用していたのは、日本マイクロソフトの「Designer Bluetooth Mouse」だ。ボタンがへたってきても、同モデルを買い替えて使い続けてきた。しかし、同社は2023年頃にMicrosoftブランドのアクセサリー販売を終了している。


日本マイクロソフトの薄型Bluetoothマウス「Designer Bluetooth Mouse」

 もともと、Designer Bluetooth Mouseを選択した理由は、約26mmという薄いボディーながらも物理的なホイールを搭載していたことだった。

 その前に使っていた携帯用モデルは、同じく日本マイクロソフトの「アークタッチマウス」だったが、こちらはホイール部分がタッチ式であり、微妙な操作感に慣れず、物理的なホイールを持つ同モデルに乗り換えたという経緯がある。

 そのため、次のモデルとして検討した際にも持ち運びがしやすいだけでなく、物理的なホイールを持つことを最優先としていたのだ。

 一応、後継としてはSurfaceブランドである「Surface モバイル マウス」があるのだが、同社の方針次第で今後の入手性が左右されるということに不安を感じ、マウスメーカーの製品を探すことにした。


スクロール部にタッチセンサーを採用した日本マイクロソフトの「Microsoft Arc Touch mouse」

 だが、今の薄型/折りたたみモバイルマウスはサプライメーカー製が主で、ロジクールのようなマウスを主力製品の1つとするメーカーからはあまり新製品が出ていないように感じる。

 結局、代わりに購入したのがロジクールの「Pebble Mouse 2 M350s」(以下Pebble)だった。

 Pebbleは扱いやすいコンパクトマウスではあるが、モバイルに振り切った製品ではない。ロジクールが2024年に発表したユーザー調査では、外出先でPC作業をする人のマウス所有率は72%だが、実際にマウスを持ち歩いて使う人はわずか17%だという。「持ってはいるが、結局持ち歩かない」――その55ポイントの差分こそが、軽量モバイルマウス枯渇の背景にあるのだろう。


ロジクールの薄型マウス「Pebble Mouse 2 M350s」

 そんなタイミングで届いたのが、ロジクール初の折りたたみマウスであるMobi Fold MF900(以下Mobi Fold)だ。

 物理ホイールではないタッチスクロール式ということで、ちょっと対象外かな、とも思ったのだが、折りたたみ時のコンパクトさと利用時の大きさはかなりひかれるものがある。そもそもタッチスクロール式の操作感もアークタッチマウスの時代からは変わっているかもしれない。何にしろ、1万4850円というハイエンド帯における久々の新製品には胸が躍る。

 果たして、Mobi Foldは同社初の折りたたみ、かつハイエンドモデルとしてどのようなソリューションを見せてくれるのだろうか。


ロジクール初の折りたたみマウス「Mobi Fold MF900」。独特な形状がユニークだ
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