レビュー

超小型レトロオーディオ体験をFIIO「Snowsky ECHO NANO」で スマホリスニングのモヤモヤを解消するかも?(1/3 ページ)

スマートフォンは一台で何でもこなせる反面、複数の作業を同時並行で行うとプチストレスがたまりがちだ。その解決策として、スマートフォンとは別に専用のミュージックプレーヤーを用意する手段がある。今回は、高音質でありながらUSB DACとしても機能するFIIOの「Snowsky ECHO NANO」を試してみた。

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 ポータブルなデジタルオーディオプレーヤーが登場してから、片時も音楽を手放せなくなったという人は多いだろう。これまでさまざまな小型プレーヤーが登場してきたが、現代ではスマートフォンで音楽を聞くスタイルがすっかり定着している。

 しかし、そうした日常の中でひそかなストレスを抱えていないだろうか。例えば、ストリーミング再生によるバッテリー消費を抑えるために音楽を止めざるを得ないことや、SNSなどの通知音にリスニング体験を邪魔されることなどが挙げられる。かといって、重厚なハイレゾプレーヤーやポータブルDACをスマートフォンと重ねて持ち歩くのは身軽な移動には大げさであり、おいそれと手を出せる価格でもない場合が多い。

 FIIOの「Snowsky ECHO NANO」(以下、ECHO NANO)は、まさにそうした日常の「ちょっとしたモヤモヤ」を手頃な価格でスマートに解決してくれるアイテムかもしれない。価格は1万3200円だ。

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 胸ポケットにもすっぽり収まる極小サイズでありながら、音楽再生の役割をスマートフォンから完全に切り離し、通知に邪魔されない「純粋な音楽時間」を提供してくれる。

 かさばる機材を避けつつ身軽に高音質サウンドを持ち歩きたい人や、スマートフォンのバッテリー消費を抑えながらサブ機で音楽を楽しみたい人にとって、まさにうってつけの存在だ。今回、本機を借りる機会を得たので、実際の使い勝手を紹介していこう。


FIIO「Snowsky ECHO NANO」チタニウムゴールド

レトロデザインと最新オーディオ技術の融合

 FIIOのSnowskyシリーズといえば、ポータブルカセットプレーヤーをほうふつさせる「ECHO MINI」や、ポータブルCDプレーヤー風の「Snowsky DISC」など、レトロなガジェット感と高品位なオーディオ性能を融合させた魅力的なラインアップで注目を集めている。

 今回登場したECHO NANOは、そのコンセプトをさらに推し進め、手のひらにすっぽり隠れるほどの超小型/軽量設計を実現したデジタルオーディオプレーヤーである。実測サイズは約84(幅)×23.5(奥行き)×13(高さ)mm、質量はわずか33.8gと非常にコンパクトだ。ちょっとした隙間さえあれば、どこにでも収めておける。


チタニウムゴールドのECHO NANO。ボディーからは全6色が用意されている

手のひらにすっぽり入るほど小さい

 このコンパクトなボディーには、操作性を高める工夫もしっかり施されている。ダイヤルと物理ボタンを搭載しているため、ポケットに入れたままでも片手で電源のオン/オフ、音量調整、再生/一時停止、曲送り/曲戻しといった基本操作を行える。


ダイヤルを3秒長押しで電源のオン/オフ、短押しでディスプレイ表示オン/オフ、ダブルクリックでダイヤル(回転)ロック/アンロックを行える

物理ボタンは3つ搭載している。コンファームボタンでは決定や再生/一時停止などを行える。ナビゲーションボタン(右側が1、左側が2)は曲送りや曲戻し、カーソル移動などの操作に使う

 本体を取り出せば、0.91型のOLEDディスプレイが役立つ。ここには再生中の曲名やアーティスト名、フォルダー階層など操作に必要な情報が表示される。コントラストが高く視認性に優れている一方で、低消費電力のディスプレイを採用しているため、バッテリー駆動時間を大きく削る心配もない。


0.91型OLEDディスプレイは、コントラストが高く、視認性が高い

 再生対応フォーマットは、DSD/WAV/FLAC/APE/MP3/OGGと幅広い。ただし、内蔵ストレージは256MB程度と控えめだ。ハイレゾ音源は1曲で100MBを優に超えることも多いため、実質的には最大256GB対応のmicroSDメモリカードスロットを利用することが前提となる。


側面に搭載しているmicroSDメモリカードスロット

 とはいえ、往年の小型MP3プレーヤーを思わせるノスタルジックな雰囲気や、CNC削り出しによるアルミマグネシウム合金ボディーの質感は、ガジェットとしての所有欲を十分に満たしてくれる。

 内部には、シーラス・ロジック製のDACチップ「CS43131」を搭載するなど、ハイレゾ音源の再生にも対応し得る高品位なオーディオ技術が投入されている。また、スマートフォンやPCとUSB接続することで、本機をUSB DACとして活用することも可能だ。

 では、早速使っていこう。

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