4つのCPUコアが生み出す「余裕のパフォーマンス」を体感せよマウスコンピューターのクアッドコア搭載モデルを徹底分析(4/5 ページ)

» 2006年11月30日 00時00分 公開
[兼子忍,PR/ITmedia]
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Kentsfield搭載PCの実力を測る〜ベンチマークテスト編

 それでは、Kentsfieldを搭載した2製品の性能を詳細に検証していこう。比較対象となるのは、CPUにCore 2 Duo E6600(2.4GHz)を搭載した同社のミドルタワー型PC「MDV ADVANCE 9400ST」だ。なお、CPUの動作クロックやグラフィックスカードなど、スペックには両製品の間で違いがあるため、検証結果は各製品が持つ全体的な性能の比較となっている点に注意してほしい。

PCMark05の結果。マルチスレッドテストではFile Decompression、File Decryption、Audio Decompression、Image Decompressionの4つの項目で、Core 2 Duo E6600搭載機の2倍以上というスコアを叩き出した。また、10000rpmの高速HDDを搭載したV900GX3のHDDスコアが飛び抜けて高い点にも注目だ

 まず、代表的なベンチマークテストを用いて2製品の性能を数値化してみた。PCの総合性能を測るPCMark05の結果だが、総合スコアに当たるPCMarksはMDV-ADVANCE 9630GX(以下、9630GX)が7171、G-Tune MASTERPIECE V900GX3(以下、V900GX3)が8079と、いずれも極めて優秀な値を得ることができた。

 詳しく見ると、CPUスコアは9630GXが8422、V900GX3が8434と、Core 2 Duo E6600搭載機より2300以上も高いスコアを残している。もちろん、動作クロックの違いによる性能差はあるが、それ以上にPCMark05が行なうマルチスレッドテストの結果が強く影響を与えている。このことから、マルチスレッド対応アプリケーションを利用する場合、クアッドコアCPUを搭載した本機が大幅に有利という結論が導き出せる。


 続いて3Dグラフィックス性能を測る3DMark05と3DMark06の結果を見てみよう。総合スコアである3DMarksの結果は、Core 2 Duo E6600搭載機の6054に対して9630GXは7659、GeForce 7900 GTXを搭載したV900GX3は11119と、Kentsfield搭載2モデルが大幅にリードした。詳細を見ていくと、ここでもやはりCPU性能を示すCPU Scoreに顕著な差が現れており、CPU性能が結果に強く反映されているのが分かる。

3DMark05(画面=左)と3DMark06(画面=右)。3DMark05、06ともに、詳細結果で注目できるのがCPU Scoreだ。いずれのテストもKentsfield搭載機の圧勝だが、3DMark06の方が両者の間の差は大きい。これは、3DMark06がマルチスレッドテストの結果を重視しているためと思われる

 より高度な負荷を要求する3DMark06は、3DMark06と同じ1024×768ドットおよび標準設定の1280×1024ドットと、解像度を変えて計測した。結果は、いずれの解像度も総合スコアでは9630GXとV900GX3の圧勝という結果だった。やはり、ここでもCPU Scoreには差がついている。


Vana'diel Bench 3

 人気オンラインRPG「Final Fantasy XI」のオフィシャルベンチマークテストを使って、実際にどの程度のクオリティで3Dゲームを楽しめるかを測ってみた。

 Core 2 Duo E6600搭載機も優秀なスコアを出しているが、Kentsfield搭載モデルはこれを大きく凌駕し、低解像度モードで10000点オーバーという驚異的な値をマークしている。高解像度モードも8300点台と非常に優秀で、高解像度でもすべての描画オプションを有効にした高品質な画面でゲームを楽しむことが可能という結果となった。

 9630GXとV900GX3のスコアはほぼ互角だが、FFベンチはCPU性能がスコアに反映されやすいテストであることと、両者が同じCPUを搭載していることが理由と推察できる。


CINEBENCH2003

 CINEBENCH2003は、著名な3Dグラフィックス作成ソフト「Cinema4D」のエンジンを使ってレンダリングとシェーディングの処理性能を測定するベンチマークテストだ。結果は、シングルコアテストがCore 2 Duo E6600搭載機の279に対して9630GXが458、900GX3が456、マルチコアテストが746に対して9630GXが1437、900GX3が1456と、いずれもKentsfield搭載モデルが大きくスコアを伸ばす結果となっている。

 その伸び率は、シングルコアでは約1.64倍、マルチコアでは2倍弱となるが、シングルコアテストで動作クロックの向上分(約1.1倍)を上回る結果を残しているのが興味深い。マルチコアテストは、コアの倍増と動作クロックの向上という2つのアドバンテージを含めて考えれば少々物足りないが、絶対的な描画速度はCore 2 Duo搭載機を圧倒している。大半のスコアで9630GXとV900GX3の間に有意な差が見られないのは、本テストの結果がCPU性能に依存するためだ。ただしグラフィックスチップの性能が現れるOpenGL Hardware Lightingの結果は、GeForece 7900GTXを搭載したV900GX3が9630GXを引き離している。


F.E.A.RのFPS測定結果

 さらに、今回はゲーム専用モデルのV900GX3を対象に、実際のゲームを用いたベンチマークテストも行なっている。テストに採用したタイトルは、ミリタリーとオカルトの要素を融合したホラーFPS「F.E.A.R」だ。本タイトルには快適にゲームを楽しむためのグラフィックス設定を調べるためのテストモードが用意されており、このテストで表示される平均FPSの値を掲載する。

 なお、グラフィックス設定は自動検出で設定されたものをそのまま利用し、3種類の解像度ごとにソフトシャドウの有無を変更して計測している。ソフトシャドウはゲームの画像処理の中でも極めて重たい処理だが、テスト結果を見ればソフトシャドウを有効にしてもゲームのプレイアビリティの低下は見られなかった。1600×1200ドットの高解像度では、ソフトシャドウを無効にした方が最大FPSの値が若干高いものの、平均FPS値はまったくの互角であることから、高品質な映像で快適にゲームを楽しめることが分かる。

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提供:株式会社マウスコンピューター
制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2006年12月15日