リアルモバイラーに最適な「FMV-BIBLO LOOX R/D70N モバイルWiMAX内蔵モデル」の魅力

富士通のモバイルPC「FMV-BIBLO LOOX R」シリーズに新しくラインアップされた「モバイルWiMAX内蔵モデル」。その使いやすさや快適さをチェックした。

» 2009年08月31日 10時00分 公開
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リアルモバイラー御用達の「FMV-BIBLO LOOX R」シリーズ

モバイルWiMAXを内蔵した「FMV-BIBLO LOOX R/D70N モバイルWiMAX内蔵モデル」

 富士通のモバイルノートPC「FMV-BIBLO LOOX R」シリーズは、インテル® Core™ 2 Duo プロセッサー 超低電圧版のCPUと、モバイル インテル® GS45 Expressチップセットを採用することで、優れた処理能力を筆頭に、携帯性や使い勝手、長時間のバッテリー駆動を実現するなど、モバイルノートPCに求められる要素を高いレベルでバランスよく兼ね備えているのが大きな魅力だ。その真価はモバイル用途でより大きく発揮される。同社の直販サイト「WEB MART」限定モデルでは、従来よりFOMA HIGH SPEED対応モデルなどを用意するなどモバイラーのニーズに積極的に応えてきたが、今回は、7月に発表された今話題の「モバイルWiMAX内蔵モデル」を紹介しよう。

話題独占の最新ワイヤレスインターネット技術「モバイルWiMAX」を内蔵

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 本製品の最大の特徴は、何といっても今話題のワイヤレスインターネット技術「モバイルWiMAX」機能を内蔵していることだ。中でもインテルは、いち早くWiMAXの利便性や先進性に着目し、標準化に向けて業界を率先してリードしてきた。特にノートPC向けには、インテル® Core™ 2 Duo プロセッサーやWiMAXと無線LANの両方をサポートする通信モジュールをいち早く開発した。

 この「モバイルWiMAX」とは、「IEEE802.16e」をベースに規格化された高速ワイヤレスインターネット技術の総称だ。中距離エリアをカバーする固定無線通信として規格化された「WiMAX(World Interoperability for Microwave Access)」こと「IEEE802.16-2004」に基地局移動に関する仕様を追加したもの。日本では、KDDIなどが出資して設立し、事業者免許を交付された「UQコミュニケーションズ」が、2009年7月1日よりサービスを提供している。また、複数の会社がMVNO(Mobile Virtual Network Operator:仮想移動体サービス事業者)としてUQコミュニケーションズから回線を借りてサービスを行っている。公衆無線LANサービスや固定回線サービスと一緒に契約すると割引きになる特典などを付けているところもあるので、都合のよい業者を選ぶとよいだろう。

 モバイルWiMAXの魅力は、まず通信速度が高速なことだ。UQコミュニケーションズのシステム上の最大速度は、下り40Mbps/上り10Mbpsとなっているが、本機を含め現行の端末では下り13Mbps、上り3Mbpsというのが一般的だ。それでもNTTドコモのFOMA HIGH-SPEEDなど、いわゆる3G系のデータ通信では下り7.2Mbps/上り最大384kbpsという速度が一般的だった(現在はより高速通信に対応するプラン/端末も用意されている)ことを考えると十分高速といえる。

 また、音声通話兼用ではなく、インテルなどのPC関連企業が積極的に推進しているデータ通信専用技術ならではのシンプルで割安な料金体系、使い勝手のよさもうれしい。使い放題の完全定額プランの「UQ Flat」は登録料2835円、月額4480円で、別途プロバイダ料金などは不要だ。FOMA HIGH-SPEEDやイーモバイルの定額プランの2年継続割引きよりも割安なうえ、最低利用期間は30日と短く、長期契約を強いられることもない。FOMA HIGH-SPEEDの定額プランにはメッセンジャー系ソフトや動画再生の一部、オンラインゲームなどができない制限があるが、そういった制限も皆無だ。また、10月からは1日24時間だけ600円で利用できる「UQ 1Day」というプランが開始予定なのも見逃せない。

 UQ WiMAXのWebページでは住所別にきめ細かく通信状況を判定する「ピンポイントエリア判定」や各地で行った実測テストの結果を表示する「実測地点表示」が用意されており、かなりリアルな状況が分かる。それでも心配な方は、端末を借用して15日間モバイルWiMAXを試すことができる「TriWiMAXサービス」も実施しているので、利用してみるとよいだろう。

「ピンポイントエリア判定」では、住所を入力すると同社のシミュレーションによる通信状況を表示してくれる(写真=左)。「実測地点表示」で京王線の明大前駅付近のレストランを検索してみた。「W」マークをクリックすると、このようにUQコミュニケーションズが行った実測データを表示してくれる(写真=右)

モバイルWiMAX内蔵モデルの使い勝手は!?

モバイルWiMAXと無線LANのコンボモジュール「Intel® WiMAX/WiFi Link 5150」

 FMV-BIBLO LOOX R/D70N(モバイルWiMAX内蔵モデル)は、天板のデザインが店頭モデルと少し異なり、天板の先端部が若干長くなっている。ここにモバイルWiMAXと無線LANに対応するマルチバンドアンテナ(モバイルWiMAXは2.3G〜2.4GHz/2.5G〜2.7GHz/3.30G〜3.80GHz帯、無線LANは2.4G〜2.5GHz/5.15G〜5.85GHz帯)を内蔵しているためだ。なお、長さが異なるのは天板部のみで、もともと店頭モデルではボディに対して天板部が多少短いデザインになっているため全体のフットプリントには違いがない。

 前述したようにモバイルWiMAX機能は、インテル製のモバイルWiMAX/無線LANのコンボモジュール「Intel® WiMAX/WiFi Link 5150」で提供されており、2つあるMini PCI Expressスロットの片方にHalf Mini Card型モジュールを実装する。モバイルWiMAXと無線LANで、送信1チャンネル×受信2チャンネルを用いる1×2 MIMOに対応し、モバイルWiMAXは下り最大13Mbps、上り最大3Mbpsで通信できる。

モバイルWiMAX内蔵モデルの天板部分
店頭モデルの天板。WiMAX内蔵モデルより若干短い
モバイルWiMAX内蔵モデルは天板にマルチバンドアンテナを内蔵している

 実際の接続手順は実に簡単で、プリインストールされているユーティリティソフト「インテルPROset/Wiress WiMAX接続ユーティリティ」を立ち上げ、「接続」ボタンを押すだけだ。サービスプロバイダと契約していない場合は接続後に「WiMAX統合ポータルスタートページ」が自動的に開くので、そこから業者を選んで契約を行うようになっており、基本的には画面の指示に従っていくだけでいい。「インテルPROset/Wiress WiMAX接続ユーティリティ」は、スタートメニューからもアクセスできるが、デスクトップ上に「WiMAXチュートリアル」というWiMAXの概要や使い方を紹介するチュートリアルが用意されており、そこから「インテルPROset/Wiress WiMAX接続ユーティリティ」にアクセスしてすぐ使えるようにもなっているので、まずはチュートリアルを実行してみるとよいだろう。

 ちなみに、「Intel® WiMAX/WiFi Link 5150」では同時にモバイルWiMAXと無線LANを有効にできないが、通常両方を有効にしたいシーンというのはほとんどないと思われるので問題ないと思われる。試しに「ピンポイントエリア判定」で「○」と判定された東京杉並区の自宅でテストした限りでは信号は「非常に強い」と表示された。よく利用する近所のファミリーレストラン(実測地点表示で9.5Mbps)では通信速度は下り9Mbpsを記録した。Webブラウズは実に快適で、大きな画像もサクサク表示され、フラッシュを多用するページでもまったくストレスを感じない。YouTubeでの高品質動画の再生もまったく問題なく行えた。外出先でこれだけの速度で通信できるのはちょっとした驚きだ。

WiMAXの概要や接続手順を分かりやすいアニメーションで解説してくれる「WiMAXチュートリアル」(画面=左)。デスクトップ上のアイコンからアクセスできる。スタートメニューや「WiMAXチュートリアル」からアクセスできる接続ツール「インテルPROset/Wiress WiMAX接続ユーティリティ」の画面(画面=右)

WEB MART限定モデルのスペックをチェック

 それでは、FMV-BIBLO LOOX R/D70N(モバイルWiMAX内蔵モデル)の仕様を詳しく見ていこう。WEB MARTではスペックの柔軟なカスタマイズが可能だが、通常モデルに比べて一部選択肢の制限があるので注意したい。まず天板カラーはグロスブラックのみ、CPUはインテル® Core™ 2 Duo プロセッサー 超低電圧版 SU9600(1.6GHz)のみ、OSもWindows Vista Home Premium(SP1)のみとなる。天板カラーが選べないのは少々残念なところだが、WiMAX用のアンテナを内蔵する関係でデザインが多少異なるので、これは仕方がないところだろう。

 メモリは標準で2Gバイトだが、期間限定のキャンペーンで4Gバイトに無料でアップグレードできるのでこれを利用しない手はないだろう。HDDは標準で約160Gバイトだが、5000円の追加で約320Gバイトに、3万円の追加で約128GバイトのSSDも選択可能だ。Windows Vistaを普通に利用するだけならば128Gバイトもあれば十分であり、日常操作のレスポンスが非常に高速で、かつ振動や衝撃にも強いSSDは、ノートPCを持ち運ぶ機会が多いユーザーほど強くお勧めしたい。もっとも、写真や動画を扱う機会が多い人ならば、できるだけ容量が大きいHDDのほうがいいだろう。ストレージへのニーズはユーザーによってさまざまなため、このように選べるのはありがたい。光学ドライブは、店頭モデルと同じくDVD±R DL(2層)書き込み対応DVDスーパーマルチドライブが標準で内蔵されている。

12.1型ワイドの液晶ディスプレイを搭載。直販モデルでは、光沢と非光沢タイプを選べるのがポイントだ

 細かいところだが、直販モデルに限って液晶ディスプレイを選べるのはポイントだ。店頭モデルと同じ12.1型ワイドスーパーファイン液晶(光沢/LEDバックライト)のほか、12.1型ワイドのノングレア液晶(非光沢/LEDバックライト)が用意される。光沢タイプのスーパーファイン液晶はクリアかつ鮮やかな表示を楽しめるが、ノングレアに比べれば外光が映り込みやすいのは否めず、屋外での視認性に勝るノングレアを支持するリアルモバイラーは少なくない。そういったニーズにしっかり応えてくれるのは実にありがたい。画面解像度はいずれも1280×800ドットだ。Webブラウズはもちろん、ビジネスアプリケーションを利用するのに十分な広さがあり、ドットピッチも無理がなくて見やすい。

 そのほかのスペックは店頭モデルのFMV-BIBLO LOOX R/D70と共通であり、1000BASE-T対応の有線LAN、IEEE802.11a/b/g/n(nはドラフト2.0)準拠の無線LAN、Bluetooth 2.1+EDRを標準で装備する。OSはWindows Vista Home Premium(SP1)だが、「Windows 7優待アップグレードキャンペーン」を適用することで、一般価格は2980円、富士通製PCのAzbyClub会員なら1980円でWindows 7対応ドライバ、BIOSなどがセットになった「富士通Windows 7導入アシスタントディスク(DVD)」と、「Windows 7アップグレードキット(DVD)」が手に入れられる。

サービス提供エリア内なら最強のモバイルPC

 上記のようにWiMAXモデルの使用感は上々だ。特に、USBやカードスロットなどに差す外付けタイプの追加デバイスなしで、スマートにモバイルWiMAXによる通信を利用できるメリットは思った以上に大きかった。USBアダプタなどのボディから出っ張るデバイスがないことは見た目にスッキリするだけでなく、収納の利便性もある。どんなにコンパクトなスティック型であっても、やはり本体を閉じて携帯する時には邪魔になる。本体から毎回取り外していると紛失する心配があるし、どうしてもひと手間かかるため、スピーディさが失われ、ちょっとした合間にさっと取り出して使うというわけにはいかない。かといって本体に差したまま携帯すると、ひっかけるなどして壊れるといった心配がつきまとう。

 実際にほかのサービスを利用しているユーザーならば身にしみて実感していることだろうが、この手のワイヤレスインターネット端末を常用するなら、ノートPCにはじめから内蔵されているのがベストといえる。前述したようにWiMAXのサービス提供エリア内で行動することが多いなら、ぜひ本機をお勧めしたい。また、普段はデスクトップPCでFTTHやADSLといったデータ通信サービスを使用しているユーザーも、高性能なCPUとロングバッテリーライフを備え、“どこでも快適通信”を実現した本製品を購入することで、PCの新たな可能性に触れてみてはいかがだろうか。その高いポテンシャルと快適なネット環境に、今までデスクトップPCに縛られていたことがもったいなく感じるのは間違いない。

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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2009年9月30日