クアッドコアCPUと大画面液晶で3Dゲームも楽しめる「FMV-DESKPOWER CE/D50N」を駆ける(第1回)手軽にモンハンを満喫

富士通の「FMV-DESKPOWER CE/D50N」は、CPUにインテル® Core™ 2 Quad プロセッサーを搭載し基本性能と拡張性に優れたセパレート型デスクトップPCだ。まずは新モデルのトピックを見ていこう。

» 2009年04月28日 10時00分 公開
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セパレート型デスクトップPCの魅力

「FMV-DESKPOWER CE/D50N」。液晶ディスプレイはオプションだ

 富士通の個人向けデスクトップPC「FMV-DESKPOWER」シリーズの中で、性能と拡張性に秀でたセパレート型PCが「FMV-DESKPOWER CE」シリーズだ。デスクトップPCの売れ筋は、FMV-DESKPOWER Fシリーズや同LXシリーズといった液晶一体型モデルが中心だが、それらはチップセット内蔵のグラフィックス機能を利用する場合がほとんどで拡張性も少なく、PCゲームで必要となる絶対的なパフォーマンスやグラフィックス性能などで物足りなさを覚えることが多かった。

 その点、新たに登場した「FMV-DESKPOWER CE/D50N」ならば、クアッドコアのCPUとPCI Express x16のカードで提供される外付けGPUのパワーで3Dゲームも快適に行える。事実、この夏モデルではカプコンの人気タイトル「モンスターハンターフロンティアオンライン」の動作推奨PCとして認定されており、購入してすぐに“狩り”に旅立つことが可能だ。それでは早速、新モデルの概要をチェックしていこう。

4Gバイトのメモリと高速化したクアッドコアCPUを採用

 従来、CEシリーズはクアッドコアCPU搭載の上位モデルとデュアルコアCPU搭載の下位モデルでラインアップは構成されていたが、CE/D50Nは前者に相当するモデルだ。CPUがこれまでのインテル® Core™ 2 Quad プロセッサー Q8200(2.33GHz)からインテル® Core™ 2 Quad プロセッサー Q8300(2.5GHz/FSB 1333MHz/2次キャッシュ4Mバイト)に高速化したのがトピックとなる。

 CPUのボトムアップに加え、注目したいのはグラフィックス性能の大幅な強化だ。春モデルまではインテル® G45 Expressチップセット内蔵のインテル® グラフィックス・メディア・アクセラレーター X4500HDが提供されていたが、今回はGPUにGeForce 9500 GTを搭載したPCI Express x16カードを装備することで、3Dの描画性能が飛躍的に向上している。グラフィックス専用メモリとして512MバイトのDDR3メモリを備えているほか、2基のDVI-Iコネクタを実装しているので、手軽にデジタル接続でのデュアルディスプレイ表示も行えるのが見どころだ。

 これに伴い、チップセットはPCI Express 2.0非対応のインテル® G41 Expressチップセットに変更されたが、現行のGPUではPCI Express 2.0と1.1で劇的な違いは見られず、ハイビジョンの動画再生支援機能はGeForce 9500 GT内蔵のPureVideo HDが受け持つため、実用上の問題はまったくない。むしろGeForce 9500 GTの搭載によって、「GPGPU」(General Purpose GPU)を使った「CUDA」(Compute Unified Device Architecture)対応のアプリケーションでは、より高速な処理が可能になった。CUDAに対応したゲームタイトルや動画編集ソフトウェアなどでは、さらに威力を発揮するだろう。

インテル® Core™ 2 Quad プロセッサー Q8300のCPUと2Gバイトのメモリを標準で装備する(写真=左)。新モデルで採用されるGeForce 9500 GTを搭載したPCI Express x16カード(写真=右)。2基のDVI-I端子を備えている

外付けGPUの搭載でモンハンの動作推奨PCに認定

モンスターハンターフロンティアオンラインの最新版がシーズン5.0だ

 一方のモンスターハンターフロンティアオンラインは(詳細はこちらの公式ビキナーサイトに詳しい)、家庭用ゲーム機で圧倒的な人気を博しているゲームタイトルのPC版だ。巨大なモンスターが多数登場するファンタジー世界を舞台に、プレーヤーはハンターとしてモンスターの狩猟や武器/防具などを作る材料採取といった多彩なクエストを楽しむ。職業やレベルなどの面倒な概念がなく、頻繁にクエストが追加されること、幻想的なフィールドに生息する巨大モンスターを協力プレイで狩猟すること、豊富な武具やアイテムなどが用意されていることなどが相まって、プラットフォームを問わず、注目を集めている。モンスターハンターフロンティアオンラインは2007年のサービスイン以降、着実にバージョンアップを重ね、2009年4月8日には最新アップデートの「シーズン5.0“新たなる挑戦、パローネ”」が実装された。

 本機には、このシーズン5.0のディスクがバンドルされており、別途インストール作業や会員登録作業(無料)をしなければならないものの、ゲームを楽しむのに必要なものはすべてそろっている(別途ブロードバンドに対応したインターネット回線は必要)。また、特典としてオリジナルの防具アイテムが手に入る「インテル® Core™ 2 Duo プロセッサー キャンペーン」と、回復薬やこんがり肉などがセットになった「便利アイテムセット【入門】」という2つのイベントコードが付属する。特に前者はゲーム内で鍛えることにより、「デュオ」から「クアッド」シリーズに強化できるのがユニークだ。

アクラ・ヴァシムの狩猟シーン
エスピナスの狩猟シーン
特典でもらえるアイテム

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直販のWEB MARTでは多彩なカスタマイズメニューを用意

店頭モデルに付属する22型ワイド液晶ディスプレイ

 高性能でシンプルなFMV-DESKPOWER CEシリーズだが、同社直販の「WEB MART」では豊富なカスタマイズメニューが用意されている。一例を挙げると、CPUはインテル® Core™ 2 Quad プロセッサー Q8300(2.5GHz)とインテル® Core™ 2 Duo プロセッサー E7500(2.93GHz)、メモリは2Gバイト(PC3-8500対応/2Gバイト×1)か4Gバイト(PC3-8500対応/2Gバイト×2のデュアルチャンネル構成)、HDDは最大約1Tバイト/約750Gバイト/約500Gバイト/約320Gバイトまで選べる。標準でギガビット対応の有線LANを備えているが、オプションでIEEE802.11b/g/n(11nはドラフト2.0準拠)の無線LANも追加可能だ。

 さらに見逃せないのは、液晶ディスプレイの選択肢だ。通常はディスプレイレスとなっているが、19型ワイドスーパーファインVX液晶ディスプレイ(1440×900ドット)に加え、店頭モデルと同じ22型ワイドスーパーファインVX液晶ディスプレイ(1680×1050ドット)が選べ、さらにそれぞれの液晶ディスプレイが2台セットになったデュアル構成も選択肢にある。前述した通り、本機は2基のDVI-I端子を装備しているので、デュアル構成の液晶ディスプレイを購入してもすぐに利用できる。22型ワイド液晶ディスプレイを2台接続すれば、最大3360×1050ドットという広大なデスクトップ空間を扱える。

 この22型ワイド液晶ディスプレイは狭額縁タイプで、ステレオスピーカーや電源を内蔵しているだけでなく、スタンドの奥行きが211ミリと短いので、省スペース性も非常に高い。PC本体とは付属のDVIケーブルで接続し、電源ケーブルはPC本体に用意されているサービスコンセントにつなげられるため、余計な電源コンセントを必要としないのもうれしい。本機にバンドルされるモンスターハンターフロンティアオンライン シーズン5.0も、広い画面なら面白さが倍増するし、精細な画面をフルに楽しめる。手持ちのディスプレイが古かったり、狭い画面の液晶ディスプレイの場合は、思い切って大画面液晶ディスプレイをセットで購入するのをお勧めしたい。

ケース背面にサービスコンセントや4基のUSB端子が用意される
側面のカバーは背面のネジを2本回すだけで取り外せる
前面のカバー内にメモリカードスロットやUSB端子が並ぶ

最小構成ならば9万円台で購入が可能

 本機のプリインストールOSはWindows Vista Home Premium(SP1)で、スタンドのフレキシブルベースを省いた本体サイズは89(幅)×368(奥行き)×340(高さ)ミリ、重量は約7.8キロとなっている。扱いやすい前面のカバー内にSDHC対応SDメモリーカード/メモリースティックPRO対応のメモリカードスロットや2基のUSB 2.0、ヘッドフォンやマイク端子が並んでおり、DVDスーパーマルチドライブもカバーで覆われているので、外観は非常にスマートだ。

 細かいところでは、USB接続のFeliCaポートがセットになっており、対応の携帯電話やカードで電子マネーを使ったショッピングや残金確認、離席時のスクリーンセーバーのパスワード解除といったセキュリティーの強化にも活用が可能だ。

 WEB MARTの価格は、インテル® Core™ 2 Quad プロセッサー Q8300を搭載したモニタレスの最小構成時で11万5800円と手ごろだが、「新製品モニター割引クーポン」を適用すれば10万円を切る9万8430円と抜群のコストパフォーマンスを誇る。手持ちのディスプレイを流用できるのであれば、本体だけを購入することでワンランク上のホーム・エンターテインメントを楽しめるはずだ。

 また、PCの買い換えでノートPCを検討している場合には、一度考えをリセットしてみてはどうだろうか。例えば、本機を22型ワイド液晶ディスプレイとのセットで購入しても、液晶ディスプレイの背面に本機を横向きで置けば、A4フルサイズのノートPCとさして変わらない設置スペースで済む。ノートPCで大画面液晶ディスプレイを選ぶと、どうしても高価なフラッグシップのモデルとなり、地上デジタル放送対応のテレビチューナーやBlu-ray Discドライブを内蔵するなど多機能になってしまう。それに対し、本機ならば安価なうえに高性能で余計な機能がないシンプルなPCを手に入れられる。

 開発から製造まで一貫して国内生産を行っている富士通のクアッドコアCPU搭載PCが10万円以下で購入できるのだから、いい時代になったものだ。買い換え/買い増しを検討しているユーザーのどちらもが納得のいく1台といえるだろう。


 以上、今回はFMV-DESKPOWER CE/D50Nの概要を見てきたが、次回以降は各機能の詳細やマシンの性能をチェックしていく。

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提供:富士通株式会社
企画:アイティメディア営業本部/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2009年6月30日