―― 4Kディスプレイの使用感はいかがですか?
深瀬 3D制作ではテクスチャを貼り付ける作業があるのですが、これを細かく丁寧にやっていかなければならないんですね。解像度が高いディスプレイだと、この作業が非常にやりやすいです。
例えば、従来のフルHDでは線が重なってしまう場合でも、4Kなら重ならずにきちんと見えます。特に全体像を確認しながら作業する際にはこれが特に効果的で、大幅に効率が上がりました。実際、作業時間も短縮できています。
また、作業領域が広くなったこともポイントですね。レンダリングを行う際、レンダリングによって変わってしまう色をチェックする必要があります。今までは作業を終えてからディスプレイに表示させてチェックするという2段階の工程になっていたのですが、4Kの作業領域のおかげで、色をチェックしつつ作業を行えるようになりました。
―― 表示品質についてはいかがでしょう?
深瀬 先ほど触れましたが、作業用としては十分です。出荷状態だとどうしても表示が明るすぎるので微調整はしましたが、調整したのはそれくらいですね。色域もsRGB比137%と非常に広く、従来作業で使っていたディスプレイよりキレイに見えます。
最終的な色チェックは専用のディスプレイで確認していますが、これと比べてもほとんど差は感じませんでした。作業段階でも、しっかりとした色で確認できるようになったのはありがたいです。視野角についても不満はありません。出来上がったムービーを何人かでチェックするのですが、視点移動による色の変化はほとんど感じませんでした。
―― クリエイターさんは見た目のデザインにもこだわるかと思いますが、その点についてはどうですか?
深瀬 率直に言って、ディスプレイはある一定の基準を満たしていればそれでいいので、個人的には見栄えにそれほどこだわりません(笑)。弊社の場合は、作業現場にクライアントが訪ねてくることもまずありませんので・・・・・・。ただ、機能的なデザインとして、パネルの高さや向きがかなり自由に変えられるのはとてもよいですね。動きもスムーズで設置する際に便利でした。他には、ピボットで縦長表示できるのも重宝しています。販促ポスターやスマホアプリのPVなど、縦長のデータ作成を行う際に、全体のイメージを大きなサイズで確認するのに役立ちます。
―― 最後に242P6VPJKEB/11はどのような人にお勧めできますか?
深瀬 弊社と同じように、現在同クラスのフルHDディスプレイを使用しており、無理なく4K環境に移行したい人でしょうか。コストや設置スペースの点で、なかなか踏み切れないという方は結構いらっしゃると思います。そうした方に242P6VPJKEB/11は良い選択肢になると思いますよ。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2017年6月13日