Prestige 14は、ボディーの横幅を目いっぱい生かした6列アイソレーションキーボードを搭載している。キーピッチは実測で約19mmを確保しており、変則的なサイズのキーは最小限にとどまる。ただし、Enterキーの右側にもキーを配置している点は、好みが分かれるかもしれない。
キーストロークは、最近のモバイルノートPCとしては深めの約1.5mmを確保している。スイッチの感触も良好で、長文入力もストレスなくできる。明るいキーボードバックライトを搭載しているため、暗い場所でもスマートに利用できる。
キーボードの手前には、クリックボタンを一体化した高精度タッチパッドを搭載する。このタッチパッドはWindows 10標準のジェスチャー機能にも対応している。パッドの左上には、Windows Hello対応の指紋センサーを備える。一度指紋を登録すれば、指で触れるだけでログイン可能だ。
画面の上には、ビデオ会議に便利なWebカメラとマイク、そしてWindows Hello対応の顔認証カメラも搭載している。顔認証をセットしておけば、画面がある方向に顔を向けるだけでログインできるので、指紋認証よりもさらにスピーディーでストレスがない。
Prestige 14には、MSI独自のユーティリティーソフト「Creator Center」がプリインストールされている。CPUなどの使用率など表示するハードウェアモニター機能、バッテリー管理機能に加えて、独自の「ユーザーシナリオ」という機能が用意されている。
ユーザーシナリオ機能を使うと、利用シーンに合わせて冷却ファンの回り具合や処理パフォーマンスを一括調整できる。標準の「バランス」でも、かなり高いレベルの静音性を得られる。「高性能」にすると、勢いよくファンが回るが、そのぶん高いパフォーマンスが得られる。状況に合わせて切り替えることができるのはメリットだろう。
また、「クリエイターモード」を利用すると、クリエイティブツール(アプリ)ごとにCPUやGPUの利用優先度などをカスタマイズできるようになっている。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2020年6月28日