未来を先取り! 意外と簡単! より便利に進化した「Windows 11」を一足先に試す方法(3/4 ページ)

» 2021年09月06日 10時00分 公開
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Windows 11 Insider Previewをインストールしてみよう!

 Windows Insider Programへの登録が済んだら、いよいよWindows 11 Insider Previewのインストールへとコマを進める。

 Insider Previewのインストールは「Windows Updateによる更新」か「インストールメディアを使う方法」のいずれかを選択できる。今回は、手間の少ない前者をメインに解説する。

インストールに当たっての注意点

ライセンスについて

 Windows 11 Insider Previewの利用には、利用するエディションに応じたWindows 10の正規ライセンスが必要です。例えば「Windows 11 Pro」のInsider Previewを利用する場合は、Windows 10 Proのライセンスを用意してください。

 新規(クリーン)インストールする場合は途中で「プロダクトキー」の入力を求められることがありますので、事前に手元に用意しておくことをお勧めします。プロダクトキーの代わりに「デジタルライセンス」を用いる場合(※1)は、プロダクトキーの入力画面で「プロダクト キーがありません」をクリックし、適切なOSのエディションを選択してセットアップを進めてください。セットアップ完了後、インターネットに接続するとライセンスが割り当てられます(※2)。

(※1)Windowsをプリインストールするメーカー製PC(一部を除く)、Microsoftアカウントとひも付けられたプロダクトキー
(※2)Microsoftアカウントとひも付けられたプロダクトキーに由来するデジタルライセンスを使う場合は、Microsoftアカウントによるサインインが必要です

Windows 10からのアップグレードについて

 Windows 10からアップグレードする場合は、ストレージにあるデータ、インストール済みのアプリや各種設定をそのまま引き継げます(Windows Updateによる更新時を含む)。ただし、念のために重要なデータはあらかじめバックアップを取ってからアップグレードしてください。

 メーカー製PCにおいて、工場出荷時の状態に戻すための「回復ドライブ」を作成する場合は、必ずアップグレード前に実行してください。Insider Previewの導入後に作成すると、Insider Programを反映した回復ドライブとなってしまいます。

 不具合などを理由としてWindows 10に戻したい場合は、アップグレードから10日以内であれば、Windows 10に復元できます。復元時もストレージにあるデータは保持できますが、アップグレード後にインストール(更新)したアプリや設定は保持できない場合があります。復元の実行前に、念のため重要なデータはあらかじめバックアップを取ってください。


Windows Updateによる更新(アップグレードのみ)

 Windows 10を利用しているPCをWindows 11 Insider Previewにアップグレードする場合は、Windows Updateを使った更新が一番手間がかからず簡単に進む。その手順は以下の通りだ。

 なお、前ページの「ステップ3」の手順でInsider Programの新規登録を行った場合、ステップ3の手順9から、以下の手順5に直接進める。

  1. 設定画面を開く
  2. 「更新とセキュリティ」をクリック
  3. 「Windows Insider Program」をクリック
  4. 「開始する」をクリック
  5. 「アカウントをリンクする」をクリック
  6. Insider Programに登録したMicrosoftアカウントを選ぶ
  7. 「続行」をクリック
  8. Microsoftアカウントにサインインする(必要な場合のみ)
  9. 希望するInsiderチャネルを尋ねられたら「Devチャネル」または「ベータチャネル」を選び、「確認」をクリック
  10. 注意事項を読んで「確認」をクリック
  11. PCを再起動する
  12. Windowsにログインする
  13. 設定画面を開く
  14. 「更新とセキュリティ」をクリック
  15. 「Windows Update」をクリック
  16. 「更新プログラムをチェック」をクリック(チェックが始まらない場合)

 ここまで進めると、使っているPCが要件を満たしていれば、利用可能な更新プログラムとして「Windows 11 Insider Program」が表示される。

再起動 Windows Updateを介してWindows 11 Insider Previewをインストールする場合は「Devチャネル」または「ベータチャネル」を選択しよう
出てきた? Insider Programのチャネルを選んで再起動した後、再度Windows Updateを実行すると、要件を満たしていれば利用可能な更新プログラムとして「Windows 11 Insider Preview」が出てくる

 Windows 11 Insider Previewへの更新は、それなりに時間がかかる。環境にもよるが、少なくとも1時間程度は時間を確保しておきたい。

 更新の初期段階が完了すると、再起動を促される。その指示に従って再起動すると、PCの状況に応じて再起動が複数回繰り返される。その間、PCはいじらずにしばらく待とう。

 更新が正常に完了すると、Windows 11のログイン画面が表示される。その先は、まごうことなきWindows 11の世界だ。

通知 Windows 11のインストール準備が整うと、再起動を促される。やりかけの作業がある場合は、再起動を後から行うこともできる。PCを利用していない時間帯を指定して再起動をかけることも可能だ
ログイン画面 数回再起動して更新が正常に完了すると、Windows 11のログイン画面が表示される

インストールメディアを使う方法

 Windows Updateからのインストールがうまく行かない場合、あるいはPCに新規インストールしたい場合は、Windows 11 Insider Previewのインストールメディアを作成しよう。

 インストールメディアは「ISOイメージファイル」としてMicrosoftのWebサイトに公開されている。参加したいInsiderチャネルに合わせて「Devチャネル用」か「βチャネル用」を選択した上で、言語に「Japanese(日本語)」を指定してダウンロードを行おう。

選ぶべきもの インストールメディアのイメージファイルは複数用意されている。Devチャネルに参加している場合は「Windows 11 Insider Preview(Dev Channel)」、βチャネルに参加している場合は「Windows 11 Insider Preview(Beta Channel)」のファイルをダウンロードしよう

 ファイルのダウンロード後は、インストール方法によって手順は異なる。

Windows 10からアップグレードする場合

 Windows 10からアップグレードする場合は、イメージファイルをメディアに展開することなく作業を進められる。アップグレードしたいPCにイメージファイルをダウンロードした上で、以下の手順を進めよう。

  1. エクスプローラーでイメージファイルをダブルクリック
  2. イメージファイルの中身が表示されたら「setup.exe」をクリック
  3. 画面の指示に従って操作(設定などは維持するように指定する
アップグレード インストールメディアを使ってアップグレードする場合は、ISOファイルをエクスプローラーでマウントした上で「setup.exe」を実行すればよい

新規にインストールする場合

 PCにWindows 11 Insider Previewを新規インストールする際は、イメージファイルを使ってインストールメディアを作成し、そこから起動して実行することを推奨する。

 インストールメディアは、書き込み対応のDVDドライブと空のDVD-Rを用意すればWindows 10のエクスプローラーを使って作成できる。USBメモリもインストールメディアとして利用可能だが、追加のソフトウェアと手順が必要となる。詳細はMicrosoftのコミュニティサイトで確認してほしい。

 作成したインストールメディアからの起動方法は、PCやマザーボードによって異なる。取扱説明書やサポートサイトで確認しよう。

ディスクのイメージ Windows 11 Insider Previewを新規インストールする場合は、DVD-RまたはUSBメモリで作成したインストールメディアから起動して行うことを推奨する

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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2021年9月13日

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