DAIV 4Pは、どこにでも持ち運べるサイズ感と重量が魅力……なのだが、「充電しなくても1日中使えるの?」と疑問を持つ人もいるだろう。
本機のバッテリー駆動時間は、JEITAバッテリ動作時間測定法(Ver.2.0)に基づくメーカー計測値で「約12時間」となっている。しかし、実際のバッテリー駆動時間はユーザーの使い方によって大きく左右される。
そこで、筆者が実際にDAIV 4Pを使ってみて、バッテリーがどのくらい持つのか検証してみた。1つの参考として見てみてほしい。
朝9時、バタバタと慌てつつも自宅で作業を開始した。この時点でDAIV 4PのACアダプターを取り外し、画面輝度は下から2段階目としている。もちろんバッテリー残量は「100%(満充電)」だ。
普段仕事で使っているスペースでは、家族がWeb会議を行っていた。そこでサブの作業場所へと避難しつつ、完全ワイヤレスで作業を行う。メールチェック、スケジュールの調整や事務作業といった細かい作業を順次こなしていく。
通信は自宅のWi-Fiを利用し、モバイル通信は使っていない。DAVI 4PはWi-Fi 6をサポートするので、Wi-Fi 6ルーターと組み合わせて使うと、部屋を問わずに快適な通信を実現しやすい。
DAIV 4Pには、Windows Helloの顔認証に対応するWebカメラを搭載している。事前に自分の顔の情報を登録しておけば、カメラに顔を向けるだけで端末のロックを解除できる。
宅配便の受け取り対応や、トイレの行き来など、テレワーク中は席を離れる機会が案外多い。テレワーク下でもセキュリティと利便性を両立しやすい顔認証は、ぜひ設定しておきたい。
11時頃、自宅での作業をいったん切り上げた。この時点でのバッテリー残量は約80%である。
筆者は、自宅の近所に「レンタルオフィス」を借りている。自宅での作業を終えた後は、そこで腰を据えて資料の作成作業を行った。レンタルオフィスのWi-Fiに接続して、Webブラウジングで調べ物をしながら、書類の骨子を整えていく。画面の輝度は、場所に応じて下から2〜3段階目とした。
先述の通り、DAIV 4PはA4のコピー用紙とほぼ同じサイズで、1kgを切る重量が特徴である。バッグに入れて持ち運ぶのも苦にならない。
キーボードはバックライト付きの日本語配列だ。バックライトが付いているので、間接照明がメインの薄暗い部屋や夜の航空機内など、暗い場所でキータイプする際も快適だ。キーピッチは約19mmで、キーストロークは約1.2mmとなっている。
筆者の個人的な感想だが、タイピングをする上で不自由に感じた点は特になく、スムーズにタイプできた。タッチパッドも広々としているので、ブラウジング時の上下のスクロール操作や、複数指スワイプでのアプリウィンドウ切り替えなども、行いやすかった。
13時からは「Microsoft Teams」を使った打ち合わせの予定が入っていたので、あらかじめ予約してあった個室に移動した。個室では約20分間に渡ってミーティングを実施した。
DAIV 4Pには、デュアルアレイマイクが内蔵されている。集音性能はバッチリで、会議の相手には「キレイな声ですね!」とお褒めの言葉をいただけた。相手の声も、内蔵のステレオスピーカーでバッチリ聞き取れた。
Webカメラは約100万画素で、720p(1280×1080ピクセル)の撮影に対応している。Web会議などでコミュニケーションを図る上では十分に画質は良く、特に問題は生じなかった。
13時30分時点のバッテリー残量は、ちょうど50%となった。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2022年3月19日