これからのNASは拡張性で選ぶ! 少ない投資で長く使えるQNAP NASのススメ(4/4 ページ)

» 2022年11月02日 10時00分 公開
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「3-2-1ルール」にのっとったバックアップを簡単に実現

 ここまでTS-464のスケーラビリティやパフォーマンスをチェックしてきた。もちろん、これらは長期間に渡ってNASを運用する上で重要な要素だが、「ビジネスで使うNAS」という観点では必要な要素は他にもある。それは「BCP(事業継続計画)」への対応だ。

 日本は自然災害が頻繁に発生する国でもある。そのような事業環境において、災害を含む有事が発生した際に、企業活動(事業)を継続する手だてをあらかじめ検討しておくことは非常に重要である。特に日々の活動にIT(情報技術)を取り入れた昨今の企業では、データの保全は事業における“生命線”といえる。

 NASを含めてIT機器を導入する際には、有事によって起こりうるさまざまな障害に対応する方法をあらかじめ検討し、大切なデータを保全できるように準備(対処)しておくことが求められる。

BCP対応 自然災害を含む有事が発生した場合でも、データをしっかりと保全する手だてを考えておく必要がある

 QNAPはNASキットの老舗メーカーであり、多機能NASの先駆者でもある。事実上「高価な専用機器」か「Windowsサーバ」しか選択肢がなかったファイルサーバの世界を大きく変えた存在でもある。同社が歴史をここまで重ねて来られたのは、何よりもビジネスで不可欠な機能を高い水準で搭載してきたからだ。

 その最たる機能がバックアップである。QNAPのNASは外部ストレージなどへのデータバックアップ機能が充実しており、現在も機能の拡充や改善が進められている。QNAPのNASにおける最新バックアップソリューションは「HBS3(Hybrid Backup Sync 3)」だ。

 もちろん、TS-464もHB3を使ったデータバックアップに対応している。

HBS3 QNAPのNASのバックアップソリューション「HBS3(Hybrid Backup Sync 3)

 データのバックアップには「3-2-1ルール」という定番のルールがある。「3」「2」「1」の数字には、それぞれ以下の意味がある。

  • 3:データの保存数
    • マスターデータとは別に、バックアップデータは少なくとも2本保持する
  • 2:データのバックアップ方法
    • バックアップデータは少なくとも2種類のメディアで保持する
  • 1:バックアップの保存場所
    • バックアップデータのうち少なくとも1つは遠隔地で保持する

 HBS3を使うと、このルールにのっとったバックアップを手軽に実現できる。

 まず、HBS3ではデータのバックアップを「ローカル」「リモート」「クラウド」の3カ所に作成する。ローカルのバックアップはNASと同じ場所にある別のデータストレージに作成される。作成先は、NASに直結した原則としてUSBストレージ(USB HDD/SSD)を指定することになる。

 リモートのバックアップは、リモート(遠隔地)にある別のNASだ。QNAPのNASはデータの増分/差分を追加でバックアップする「RTRR(RealTime Remote Replication)」 に対応しており、遠隔地に同社のNASを設置すれば効率良く2つ目のバックアップデータを作成できる。Linuxにおけるファイル同期に使われる「Rsync」にも対応しているので、別のメーカーのNASやサーバをバックアップ先とすることも可能である。

 そして、3つ目かつ遠隔地のバックアップ先はクラウドストレージだ。「Amazon Simple Storage Service(Amazon S3:互換サービスを含む)」「Google Cloud Storage」「Azure Storage」といった大規模企業向けクラウドストレージだけでなく、「OneDrive」「Google Drive」「Dropbox」「SharePoint」など個人/小規模グループ向けのクラウドストレージにも対応している。

 高速かつ迅速にデータのバックアップと復元を行える「ローカル」、ビル内あるいは近隣地で有事があってもデータを損なわれるリスクを軽減する「リモート」、そして転ばぬ先の杖として「クラウド」――簡単に3-2-1ルールを実践できるHBS3は、ぜひとも使ってほしい。

HBS3 HBS3を利用すると、3-2-1ルールを実践したバックアップを簡単に取れる

オンプレミスとクラウドの強みを意識して、より賢い選択を

 オンプレミスしか選択肢のなかった時代から、クラウド全盛期を経て、オンプレミスへの回帰現象が進む――こう言うと、ここ最近は、企業データの保存においてオンプレミスとクラウドが常に「覇権争い」をしているように見えてしまいがちである。しかし、どちらが他方を完全に代替することは不可能なので、それぞれのメリット/デメリットをしっかりと見極めた上で、適切な製品やサービスを組み合わせて運用していくべきだろう。

 その点、QNAPのビジネス向けNASはオンプレミスとクラウドの“いいとこ取り”をしたデータ保存環境を構築しやすい。「守るべきデータは何で、データを守るために何をすべきなのか」を明確にした上で、ネットワーク機器をうまく組み合わせつつ最適なデータ保存環境を構築してほしい。

 なお、QNAPでは同社製のNAS、スイッチ、10GBASE-Tカードの同時購入キャンペーンを開催している。NASとスイッチ、またはNASとスイッチと10GBASE-Tカードをセットで購入すると、それぞれを単品で購入する場合よりも手頃に購入できる。対象となるショップは以下の通り。

 高いパフォーマンスを備えるTS-464と、そのパフォーマンスをフル活用できるスイッチをおトクに購入できるチャンスだ。今後、10GBASE-Tをサポートするネットワーク機器は増えてくることは確実。安くに手に入れられるチャンスを逃す手はない。

価格と運用コストを重視するなら「TS-462」という選択肢もアリ

 QNAPのNASはラインアップが非常に豊富だ。今回紹介したTS-464以外にも、さまざまなスペックや機能を備えるNASが多数用意されている。

 特にSOHOシーンで利用する場合、TS-464はオーバースペックになることもある。「もう少し手頃なNASはないの?」という人には、TS-464の拡張性を維持しつつ、手頃な価格を実現した兄弟モデル「TS-462」をお勧めする。

 TS-462の消費電力はTS-464の半分なので、ランニングコストを重視する人にもピッタリ。TS-464のリモートバックアップ用として導入するのもアリだ。TS-464とTS-462の機能的な差分は、下表を参照してほしい。

 ちなみに、TS-464には6ベイモデル「TS-646」、TS-462には2ベイモデル「TS-262」も用意されている。ストレージベイが足りない、または多すぎるという場合は参考にしてほしい。

TS-462 TS-462はTS-464の兄弟機。パールホワイトのボディーが特徴的だ
仕様 TS-464とTS-462の機能的な差分

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提供:QNAP株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2022年11月8日