Synologyの「DiskStation DS923+」なら多機能で拡張性も十分! NASで快適なハイブリッドワーク環境を構築しよう(1/4 ページ)

テレワークとオフィスワークを組み合わせる「ハイブリッドワーク」では、従業員同士のデータ共有など課題が多々ある。その解決に役立つのがSynologyのNAS「DiskStation DS923+」だ。その特徴をチェックしていこう。

» 2023年01月31日 10時00分 公開
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 働き方改革と新型コロナウイルス感染症の流行によって一気に普及した感のある「テレワーク」。同感染症の感染状況は予断を許さないものの、「オフィスへの回帰」を選択する企業や組織も少なからず存在する。

 しかし、ウィズコロナ時代では「テレワークかオフィスワークか」の二択、あるいは主/従を決めるのは得策でない。両方を機動的に組み合わせられる「ハイブリッドワーク」の環境構築が重要となる。

 そうなると、テレワーク時とオフィスワーク時の“両方”における「利便性」「セキュリティ」「可用性」の確保も課題となる。ひと昔前とは違い、現在はNASだけで比較的容易にこれら3項目を満たしたハイブリッドワーク環境を構築できる

 この記事では、Synologyのビジネス向けNAS「DiskStation DS923+」を使って「利便性」「セキュリティ」「可用性」を満たしたハイブリッドワーク環境を構築する方法を紹介する。

DiskStation DS923+ Synologyの4ベイ構成のNASキット「DiskStation DS923+」は、ハイブリッドワーク環境の構築に適した1台である

BCPの観点でも重要な「ハイブリッドワーク環境」の整備

 新型コロナウイルスの感染拡大によるテレワークの導入では、「在宅勤務のために急きょ環境を整えた」というスピード重視の事例も多かった。ゆえに、セキュリティや利便性の確保が「先送り」になってしまうケースも見受けられた。

 例えば、本来は社内ルール違反となる「クラウドストレージへの機密情報の保存」が黙認されたり、テレワーク環境を維持するために管理部門など一部の職種に従事する人は出社が強制されたり、データのバックアップを含む端末のデータ保全は従業員“個人の”責任にしたり……など、何かしら心当たりがある人も多いだろう。

 新型コロナウイルスに限らず、未知の感染症が流行した場合、あるいは地震や台風を始めとする自然災害の発生を考えると、BCP(事業継続計画)の一環としてもテレワーク制度の恒久的な導入を真剣に検討するべきである。もちろん、テレワーク制度の導入は、働き方改革の文脈でも従業員の「働きがい」を高める上で有利に働く。

 しかし、それに伴い先述のような「一時的な対応」を引きずってしまうと、企業ガバナンスの低下、慢性的かつ潜在的なセキュリティリスクの増大を招いてしまう。制度の恒久化に当たっては、「セキュリティ」と「利便性」の両立(確保)も検討しなければならない。

急ごしらえのテレワーク 新型コロナウイルスの感染拡大でテレワークを導入した企業や組織では、急ごしらえゆえにセキュリティや利便性の確保が「先送り」になってしまったケースもある

 一方で、主に経営層や管理職の意向によってオフィスワークへの回帰、あるいはオンサイトワークを推進する企業も増えてきている。これらをテレワークと組み合わせるハイブリッドワーク環境の構築では、オフィスの内外を問わず「利便性」「セキュリティ」「可用性」を担保する方策が成否の鍵を握る。

 「利便性」「セキュリティ」「可用性」を個別に検討するのは、かなり難しい問題である。先進的なIT企業を除き、“完全に”自力で実現できた企業は少ない。だが、業務上重要なサービスを基盤として、そこに新たな機能を追加していくことができれば個別にさまざまなサービスを導入するよりも安価かつ統合された環境を構築できる。

 そこで考えたいのが、冒頭でも触れたNASを使ったハイブリッドワーク環境の構築である。

ハイブリッドワーク環境構築に役立つ「DiskStation DS923+」

 Synologyの「DiskStation DS923+」は、Serial ATA接続の2.5インチまたは3.5インチのストレージ(HDDやSSD)を用意するとNASとして機能する4ベイ構成のNASキットだ。ストレージを別途用意する必要があるが、企業や組織の実情に合わせて容量やRAID構成を検討できることがメリットである。DS923+の「+(プラス)」は、データ保護と管理機能について付加機能を有していることを示している。

HDDストレージ DiskStation DS923+は4ベイ構成となっており、本体正面にストレージベイを備えている。なお、今回はSynology純正のNAS用3.5インチHDD「HAT5300」の16TBモデルを2基利用して環境を構築している
ベイ ベイには2.5インチまたは3.5インチのSerial ATAストレージを装着できる

 CPUはAMDの「Ryzen Embedded R1600」(2.6GHz〜3.1GHz/2コア4スレッド)を採用し、メモリはECC(エラー誤り訂正)機能付きのDDR4 SO-DIMMに対応する。標準では4GB搭載しているが、最大で32GB(16GB×2)まで拡張することもできる。

 ネットワークポートは、リンクアグリゲーションとフェイルオーバーに対応する1000BASE-Tポートを2基搭載している。オプションの「ネットワークアップグレードモジュール」を用意すれば、10GBASE-Tポートを1基追加できる。外付けストレージや周辺機器を接続するために、USB 3.2 Gen 1 Type-A端子×2とeSATA端子も備える。

 加えて、本体底面にはM.2スロット(Type 2280)が2基用意されている。ここにPCI Express(NVMe)規格のM.2 SSDを装着すると、NASのストレージまたはキャッシュとして活用可能だ。

正面 正面にはストレージベイの他、システムやストレージの状況を知らせるLEDインジケーター、USB 3.2 Gen 1 Type-A端子と電源スイッチが設けられている
背面 残りのポート類は背面に集中している。送風ファンは大きめで、暑い季節でも安定運用できそうである
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提供:Synology Inc.
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia Mobile 編集部/掲載内容有効期限:2023年2月6日

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