日本HPのモバイルワークステーション「HP ZBook Firefly」シリーズに加わった、AMD Ryzen™ PRO 7040 シリーズ・プロセッサ採用「HP ZBook Firefly 14inch G10 A」の実力は? あらゆる角度から同製品をチェックしてみた。
日本HPの「HP ZBook Firefly 14inch G10 A」は、同社のモバイルワークステーション「HP ZBook Firefly」シリーズに加わった、AMDプラットフォーム採用の14型モバイルワークステーションだ。
約1.5kgのスリムなボディーに、AMD最新世代のパワフルかつ省電力なAPU(Accelerated Processing Unit)「AMD Ryzen™ PRO 7040 シリーズ・プロセッサ」や、アスペクト比16:10の14型液晶ディスプレイを搭載している。クリエイティブシーンに用いられる主要なソフトウェア群のISV認証も取得しており、CADやビジュアライゼーション系のツールを安心して使える環境を持ち運べる。
さらに、CPU統合のAI処理エンジンを生かしたビデオ会議向け機能やセキュリティ、サステナビリティへの配慮など、ビジネストレンドのニーズを満たす要素も満たしている。ハイブリッドワークの生産性を向上させたいビジネスユーザーにも適した製品といえるだろう。今回はさまざまな製品テストを通じて、その実力をチェックしていく。
まずは外観から見ていこう。シルバーのボディーはシンプルなデザインながら表面処理が秀逸で、さりげない上質感がある。スベスベとした手触りで指紋も付着しにくいのも好印象だ。
サイズは約315.6(幅)×224.3(奥行き)×19.9(高さ)mm、重さは約1.5kgだ。評価機の実測重量も1505gと、ほぼ公称値(約1.5kg)通りだった。バッテリーは1000回の充放電に耐えるロングライフタイプを採用している。容量は約51Whだ。
充電用としてUSB PD(Power Delivery)に対応した最大出力65WのACアダプターが付属している。30〜45分で残量50%まで、90分で残量90%まで充電できる急速充電機能(HP Fast Charge)を利用できる。
日本HPはサステナビリティにも積極的に取り組んでおり、本製品にもしっかりと反映されている。
パッケージの梱包材はプラスチックを使用せず段ボール素材にしている他、ボディーの素材についても再生可能素材を積極的に採用している。
具体的には、トップカバーにリサイクル50%のプレス加工アルミニウム、画面ベゼルには75%の再生プラスチック、キーキャップにはリサイクルDVD/CDを50%、スピーカーのエンクロージャーには5%のオーシャンバウンドプラスチック(海岸から約50km以内の内陸部に廃棄されたプラスチック)を採用している。
環境に配慮した製品であることを示す環境評価基準「EPEAT」(Electronic Product Environmental Assessment Tool)の中でも最高レベルの要件を満たす「EPEAT GOLD」、オフィスのIT機器にフォーカスした国際的な品質認証である「TCO認証」も取得しており、サステナビリティを重視する企業が安心して導入できる体制を整えている。
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提供:株式会社日本HP
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2023年8月21日