コロナ禍が過ぎて問われるカメラの画質! “一歩先”の高画質を実現するLenovo ThinkPadの「500万画素カメラ」でビデオ会議は何が変わる?(1/3 ページ)

レノボ・ジャパンのノートPC「ThinkPad」には、より高品質なビデオ会議を実現する「約500万画素カメラ」を備えるモデルが用意されている。画質にどれほどの違いがあるのか、数年前に主流だった「約92万画素カメラ」を搭載するモデルと比べてみよう。

» 2023年09月07日 10時00分 公開
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 「テレワーク」や「ハイブリッドワーク」の概念が社会に広く浸透する中、映像や音声を伴うコミュニケーションツールとしての「ビデオ会議(Web会議)」もすっかり社会に定着した。テレワーク/ハイブリッドワークを本格的に導入している企業はもちろん、出社が基本の企業でも、遠隔地の事業所や社外とやりとりをする手段として“当たり前”となった感もある。

 こうしたトレンドを反映してか、ノートPCに搭載されるWebカメラも「高画素化」「高品質化」が進んでいる。かつては「ノートPCのWebカメラは、HD解像度で撮影できれば十分」と言われていたが、最近では「もっとキレイに撮りたい」というニーズに応えるためにフルHD解像度での撮影に対応するWebカメラを搭載するモデルも珍しくなくなった。

 そんな中、レノボ・ジャパンは13型の「ThinkPad X13 Gen 4」や14型の「ThinkPad T14 Gen 4」など、ThinkPad(シンクパッド)の一部モデルにおいて約500万画素のWebカメラを備える構成を用意している。このWebカメラは、フルHDよりもきめ細かいWQHD解像度(2560×1440ピクセル)での撮影が可能だ。

 とはいえ「約500万画素のWebカメラって、何かメリットがあるの?」と疑問に思う人もいるだろう。そこで、この記事ではビデオ通話における画素数の違いについておさらいしつつ、ThinkPad T14 Gen 4を通して約500万画素カメラがもたらすメリットをチェックしていきたい。

ThinkPad T14 Gen 4 約500万画素のWebカメラを搭載できる「ThinkPad T14 Gen 4」は、最新の「インテル® 第13世代Core™ プロセッサー」を搭載している

そもそも「500万画素」は、どのくらいの解像度?

 そもそも、ディスプレイやカメラにおける「解像度」や「画素数」の表記は分かりづらいと感じる人も少なくないだろう。まず、そのあたりを整理したいと思う。

 まず、単純にディスプレイやセンサー上にあるピクセル(画素)を単純に数えると、「約92万画素」「約207万画素」「約504万画素」「約830万画素」といった表記になる。しかし、これは単純に“数”を表したもので、表示/撮影時のアスペクト比(縦横比)は分からない

 TV放送を含めて、昨今の動画はアスペクト比を「16:9」としているが多い。そのこともあって、多くのノートPCのWebカメラは、画素の「横:縦」比率が「16:9」となっているセンサーを備えることが多い。大ざっぱに画素数を解像度表記に変換すると、以下の通りである。

  • 約92万画素≒HD解像度(1280×720ピクセル)
  • 約207万画素≒フルHD解像度(1920×1080ピクセル)
  • 約504万画素≒WQHD解像度(2560×1440ピクセル)
  • 約830万画素≒4K/UHD解像度(3840×2160ピクセル)

 当然ながら、画素数(解像度)は、高ければ高いほどきめ細かさが増す。よりキレイな映像を撮りたいなら、基本的にはより画素数の多いWebカメラをお勧めしたい

解像度 最近の動画で使われることが多いアスペクト比「16:9」の解像度を模式的に表した図。ノートPCのWebカメラも、基本的にはこのアスペクト比に合致するような画素配置を取るセンサーが多い

Webカメラの「画素数」はどのくらいがベストなのか?

 わき道にそれそうになったので、話をノートPCにおけるWebカメラに戻そう。

 冒頭で触れた通り、ノートPCのWebカメラは「HD解像度」で十分とされてきた。つまり、約92万画素のセンサーを使えば良かったということである。確かに、以前のノートPCの処理パフォーマンスやネットワークの通信速度などを鑑みると、HD解像度で“必要十分”だったといえる。

 しかし、コロナ禍を通してビデオ会議が広く普及すると「もっとキレイな(≒解像度の高い)映像を送りたい」というニーズが高まった。フルHD解像度で撮影可能な約207万画素センサーを備えるノートPCが増えた背景には、より美しい映像を求めるユーザーの動向があったのだ。

Webカメラ パッと見ではどれも同じように思えるWebカメラだが、実はスペックの差はそれなりに大きいのである

 「Microsoft Teams」「Google Meet」や「Zoom」など、一般的に認知されているWeb会議アプリの多くは、映像の伝送解像度が最大で1080p、つまりフルHD解像度となる。普通に考えると「Webカメラは約207万画素で十分」と思えてしまう。しかし、昨今のWebカメラの機能を考えると、フルHD解像度で映像を伝える場合でも、より高い画素数の多いセンサーが求められるシーンもある

 昨今のノートPCのWebカメラでは、CPUやGPUの機能を生かして「背景ぼかし」「アイコンタクト(視線補正)」「オートフレーミング(被写体トラッキング)」といった処理をリアルタイムに行えるものが増えている。現行のThinkPadシリーズでも、これらの機能を利用できる構成が用意されている。

 これらの処理のうち、オートフレーミングはカメラに写っている映像をリアルタイムで切り抜く処理を行っている。そのため、この処理を行いつつ、フルHD解像度の映像を伝送するにはフルHD“以上”の解像度で撮影できるカメラが必要となる。

オートフレーミング オートフレーミングは、カメラが捉えた映像をリアルタイムで切り抜くことで実現している。オートフレーミングでフルHD解像度の映像を伝送するには、約207万画素のWebカメラでは解像度(=画素数)が足りないことになる

 ビデオ会議アプリが対応する解像度が1080pまでだとしても、より高度な機能を使うなら、約500万画素のWebカメラの方がベターということになる。

カメラ 今回の主役であるThinkPad T14 Gen 4に搭載された約500万画素のWebカメラ。画質や機能面でのバランスを考えると約500万画素がベストバランスといえそうだ

生産性を向上するなら「vPro対応モデル」を!

 今回紹介するThinkPad T14 Gen 4では、企業向けの管理/セキュリティ機能を強化した「インテル® vPro® プラットフォーム」に対応するCPUも選べる。あらゆる場面で高いパフォーマンスを発揮できるだけでなく、システムの遠隔管理もしやすくなるので、必要に応じて選択するようにしたい。

An Evo Design ThinkPad T14 Gen 4を含め、ThinkPadシリーズの多くのモデルではインテル® vPro® プラットフォームに準拠するCPUを選択できる。テレワーク比率の高い企業の場合、vPro® 対応構成を選択することで、PCの遠隔管理がしやすくなり、管理コストを軽減できる可能性がある

 「でも、画質って言うほど変わらないんでしょ……?」と思っている人もいるかもしれない。次のページでは、ひと昔前の約92万画素のWebカメラと画質を比べてみよう。

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提供:レノボ・ジャパン合同会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2023年12月31日

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