質問コーナーではThinkPadユーザーならではの質問が飛び交い、プレゼンテーションの参加者ができる限り解答していた。
「キーボードのストロークを浅くすることと、使い勝手のバランスをどう考えているのか」という質問に対しては、山内氏が「浅くなれば打ちやすいが、当然ながら長時間入力すると疲れる」と答えた。
「背面ポートや左右充電ポートなどが近年他社で増えているが、インタフェースの拡充についてどのように考えているのか」という質問に対しては、大谷氏が「日本はさんざんVGA(アナログRGB)ポートが必要といわれてきた」との話を交えつつ、「将来的にはインタフェースの多いPCが増えるとうれしい」とコメントした。
「4Kディスプレイの選択肢がなくなった」との声もあった。元嶋氏は「100種類用意できればいいだろうが、そうもいかないので、バッテリーライフやユースケースなどを総合的に判断しているが、今後も期待してほしい」と述べた。
ディスプレイに関連して、「16型のノートPCに対応するインナーケースがない。リュックサックに入らない」との声も。これに対して、大谷氏は「最近、いいカバンをLenovoとして出したので、皆さんに紹介したい」と困りごとを逆手に取るようにして「ThinkPad プロフェッショナル 16インチバックパック」をアピールした。
イベントの終盤では、上位入賞者に景品が授与される「クイズ大会」も行われた。景品は「ThinkVison M14 モバイルモニター」を始めとするレノボ純正の周辺機器で、参加者全員が気合いを入れて参加していた。
問題は全8問で、プレゼンテーションの内容をよく聞いていれば答えられるものから、ThinkPadについて熟知しているユーザーでも「あれ?」と解答に窮するものまでさまざまだった。
クイズ大会の後は、急きょ「じゃんけん大会」が行われた。これは来場者に「欲しいアクセサリー(周辺機器)」をアンケートで募り、1位に輝いた「ThinkPad トラックポイント キーボードII」を1人にプレゼントするというもので、想像以上に盛り上がっていた。
今回のイベントを通して、参加者はもちろん、筆者もThinkPadが生み出される背景にある“熱い思い”を知ることができた。文中でも触れたが、グローバルメーカーの名の知れたブランドのPCで、ここまでユーザーに近いイベントを開催できるのは、開発拠点が日本にあるThinkPadならではといえる。
“ユーザー第一”を貫くThinkPad。その魅力は、このユーザーイベントを通しても感じられた。新しいノートPCの購入を検討している人は、ぜひThinkPadを検討してみてほしい。
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