Macを含めたコラボレーションも快適に! QNAPのThunderbolt 4対応オールフラッシュAI NAS「TBS-h574TX」でシームレスなデータ共有を実現(2/4 ページ)

» 2024年03月06日 10時00分 公開
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クリエイティブ用途に最適なQNAPのNAS「TBS-h574TX」

 「NAS」は「Network-Attached Storage」の略で、ネットワーク経由で使用するストレージのことを指す。家庭内またはオフィス内に設置することが前提となるため、インターネットより高速なLAN(ローカルネットワーク)でアクセスできる。

 外付けドライブと異なり持ち運ぶ必要がなく、ゆえに物理的な破損も少なく、紛失/盗難のリスクも低いので、より安全に使える。PCのOSが混在している環境でも使いやすく、WindowsやmacOSだけでなく、Linuxを使っている場合でもOS標準機能でアクセス可能なこともポイントの1つだ。

 加えてユーザーの認証機能があり、そもそも未登録のユーザーはアクセスできない。また、登録ユーザーでもファイル/フォルダー単位で「閲覧のみ」「編集(上書き)可」といった、細かいアクセス制御を行える。

 ただ、一言で「NAS」といっても、選択肢は幅広い。クリエイティブな共同作業をするためにNASを導入する場合は、とにかく高速性を優先することが望ましい。大容量のファイルを高速にアクセスすることが絶対条件になるからだ。

 その一方で、オフィスの規模(端末の数)によっては、大型ボディーや超高性能CPUは必要とならないことも多い。1人1人のアクセス頻度や利用データ量は多くても、同時にアクセスする端末数は少ないからだ。

NASのイメージ NASは「家庭内」「会社(事務所)内」といったローカル環境で複数人がファイルを共有する際に便利に使える。しかし、そのスペックは非常に幅広いので、用途や目的に合ったモデルを選ぶことが何よりも重要である

 少し前置きが長くなったが、中小規模のクリエイターのコラボレーションにお勧めのNASがQNAPの「TBS-h574TX」だ。

 TBS-h574TXは「NASbook」という愛称を持つコンパクトなNASキット(ストレージ別売のNAS)で、内部にSSD用ベイを5つ備えている。SSDはPCI Express 3.0接続(NVMe規格)のものに対応しており、安価で入手しやすい「M.2」インタフェースと、サーバ向けで信頼性の高い「E1.S」インタフェースの両方を利用可能だ。

 HDD/SSD両対応のSSDの場合、インタフェースにSerial ATA(最大6Gbps)が採用されていることが多い。それに対して、TBS-h574TXはPCI Express 3.0 x2インタフェースを採用することで実効アクセス速度は16Gbps弱に達するため、SSDの高速性を十分に生かせる。

 なお、SSDは発熱も大きい。パフォーマンスを維持する観点では、装着するSSDは「ヒートシンク付き」か、そうでなければヒートシンクを別途購入して一緒に取り付けることをお勧めする。

TBS-h574TX QNAPのTBS-h574TXは、オールSSD構成の5ベイNASで、M.2/E1.S規格のSSDを搭載できる
NASトレイ ストレージトレイにはあらかじめM.2アダプターが取り付けられており、Type 2280サイズのM.2 SSDをネジ付けなしで装着できる。E1.S SSD(5.9mm厚/9.5mm厚/15mmに対応)を装着する場合は、このアダプターを取り外してからトレイに収めよう
IPOS 内部IOPS(1秒当たりの入出力回数)を計測すると、平均27万7198で、アクセス速度は順次(シーケンシャル)読み取りで毎秒1.53GBだった。Serial ATA接続のHDDに比べるとIOPSは約700倍、順次読み取り速度は2.5倍ほど高速だ

標準で10GbE対応 Thunderbolt 4も搭載

 ネットワークインタフェースは、標準で10GbE(10GBASE-T)ポートと2.5GbE(2.5GBASE-T)ポートを1基ずつ備えている。小〜中型NASの場合、10GbE対応は別売の拡張ボードで行うことが多い中、標準装備しているモデルはそれほど多くない。オールSSD構成であることも含めて、TBS-h574TXの“速度”へのこだわりがよく分かる。

 さらに、本体の正面と背面にはThunderbolt 4(USB4)ポートが1基ずつ搭載されている。Thunderbolt 3/4ポートを備えるWindows PCやMacと直結した場合、最大20Gbpsでのデータ転送が可能だ。これは一般的な内蔵SSDよりも高速で、SSDの性能をフルに生かせる速度だといえる。

正面 正面にはThunderbolt 4ポート(端末接続用)とUSB 3.2 Gen 2 Standard-Aポート(外部ストレージ接続用)を備えている
背面 背面には10GbEポート、2.5GbEポート、HDMI出力端子、Thunderbolt 4ポート(端末接続用)、USB 3.2 Gen 2 Standard-Aポート(外部ストレージ接続用)とUSB 2.0 Standard-Aポート(キーボード/マウスなどの接続用)を備えている
内部 Thunderbolt 4は、内部的に仮想スイッチに接続して利用することになる。本文にもある通り、Thunderbolt 3/4ポートを備えるWindows PC(Windows 10/11)やMacとの接続に対応している

 Thunderbolt 4インタフェースを使うと、ネットワーク越しに接続するよりも高速にデータのやりとりができる。直結する必要があるため、Windows PCやMacを持ってTBS-h574TXの前まで来ないといけないものの、接続先はあくまでもNASなので、NASならではのデータの共有やアクセス権の制御は“有効”なので安心だ。

MBAとWi-Fi 6 「15インチMacBook Air(M2チップ)」で「Blackmagic Disk Speed Test」(5GB)をWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)規格の無線LAN越しに読み書き速度を計測した結果。macOS固有のAFPプロトコルの場合、読み込み速度は毎秒60.5MB、書き出し速度は毎秒33.4MBとなった
MBAとWi-Fi 6 同じ条件でプロトコルをWindowsと同じ「SMB」とした場合、読み込み速度は毎秒91.0MB、書き出し速度は毎秒72.2MBだった。TBS-h574TXの場合、SMBプロトコルの方が速度的に有利なようだ
MBAとTB4 今度は15インチMacBook Air(M2チップ)とTBS-h574TXをThunderbolt 3/4ケーブルで“直結”した場合の速度を計測する。AFPプロトコルの場合、読み込み速度が毎秒947.1MB、書き出し速度が毎秒681.3MBと、15〜20倍に高速化している
MBAとTB4 同様にSMBプロトコルでは読み込み速度が毎秒1524.2MB、書き込み速度が毎秒1581.5MBに到達した

 業務で使うNASには、保管するデータ(ファイル)に対する信頼性や安全性も求められる。その点、TBS-h574TXではしっかりと対策を行っている。

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提供:QNAP株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2024年3月12日

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