白くて美しい自作PCを組み上げたい人へ Corsairのピラーレス&デュアルチャンバーPCケース「6500X Tempered Glass」の魅力を解剖する(2/4 ページ)

» 2024年03月18日 10時00分 公開
[PR/ITmedia]
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余裕のあるスペースや冷却に優れたメインチャンバー

 6500X Tempered Glassのメインチャンバーを見てみよう。通常のミドルタワーケースと異なり、電源がこのスペースにないだけでかなり広々と感じられるだろう。実際にそれぞれのPCパーツを取り付けていく際に、スペース的な意味で引っ掛かる要素は一つもない。

 また、通常のPCケースはフロントパネルにも厚みがあり、ケースファンを搭載するフレームなどが存在する。しかし、6500X Tempered Glassにはそれも無い。当然だが組立てやすさはピカイチだ。

photo 樹脂製フロントパネルもなければフロントのフレームもない(フロントにガラス一枚しかないことが伝わるイメージを後から追加します)

 マザーボードはE-ATX、ATX、microATX、Mini-ITXに対応している。ちなみに今回はE-ATX規格のマザーボードとして、ASUS JAPANの「ASUSTeK ROG MAXIMUS Z790 FORMULA(Intel Z790)」を搭載した。このサイズが6500X Tempered Glassにもっともマッチするだろう。

 microATXやMini-ITXでは空白スペースが広すぎて、逆にミスマッチとなりそうだ。ここが6500X Tempered Glassを購入する際、よく検討すべき点といえる。6500X Tempered Glassを用いるなら、大型のパーツ、ハイエンドのパーツがよく似合う。

photo E-ATX規格のマザーボードを乗せてもスペースに余裕がある。上下には60mmほどのスペースがある

 グラフィックスカードについては最長400mmまでサポートしている。現時点では、GeForce RTX 4090搭載カードの中で、特に大型の製品でも360mm前後だ。まず問題ないだろう。今回はASUS JAPANの「ROG Strix GeForce RTX 4080 16GB GDDR6X White OC Edition」(約357.6mm)を搭載した。

 ケース側としては「巨大なグラフィックスカード、どんと来い」である。

photo グラフィックスカードは最長400mmまでサポートしている。ウルトラハイエンドカードも大丈夫だ

 ここからは冷却系についての話をしよう。メインチャンバーには電源を配置するスペースがないため、マザーボードベースの下はすぐ底面になっている。底面にはフィルターが搭載されていて、吸気時にホコリの混入を防いでいる。つまり、一般的なミドルタワーとはエアフローも違ってくる。もちろんフロントパネルがガラスなので前面からの吸気はない。排気は天板部が担う。

photo 底面から吸気を行う。フィルターも装備されている

 続いてファンのレイアウトを確認しよう。まず底面と天板部は共通で、ファンなら12/14cm角×3基、水冷ラジエーターなら28/36cmまでをサポートしている。次にマザーボードベースの右隣は12cm角×3基、水冷ラジエーターなら36cmをサポートしている。最後に背面だが、ここはファンなら12/14cm角×1基、水冷ラジエーターも同サイズをサポートしている。12cm角ファンで統一した場合は最大10基となる。

 サブチャンバー側は2面メッシュで底面、背面からも吸排気できる構造なので、強力なエアフローを実現可能だ。

photo マザーボードベースの右隣にラジエーターを置くことも可能だ

 吸排気については、製品サイトの一例を紹介しよう。全て12cm角として、底面3基は吸気、天板部3基は排気として、マザーボードベースの右隣3基はサイトによると吸気でメッシュの右側面から外気を取り込む。そして背面1基は排気のイメージだ。全体としては正圧のキャラクターになるだろう。

photo 最大10基の12cm角ファンを搭載した場合の吸排気イメージ(公式サイトより)

 ただし、6500X Tempered Glassはファンが一つも標準搭載されていない。このクラスのPCケースなら、おのおのこだわりのファンを搭載するだろうという想定だ。

 もちろん、ファンもできるならフルで装着したいところだ。ただし、正圧や負圧の好み、コストの問題もあるだろう。自作PCなら最初はミニマムで構成し、後から必要な分だけ追加するのもアリだ。

 今回は吸気3基、排気3基とバランスの良い配分にしてみた。具体的にはCPUクーラーに36cmクラスの簡易水冷クーラー「iCUE LINK H150i RGB」を選び、天板部に装着して12cm角×3基の排気、ケースファンは12cm角×3基セットの「iCUE LINK RX120 RGB STARTER KIT」を用意し、底面に並べて吸気とした。

 当然だが、CorsairのケースにCorsairのファンを組み合わせると各パーツのメーカーロゴにも統一感が出て映える。特にiCUE LINK対応のモデルなら、連結ファンで組み立てやすいだけでなく、デイジーチェーンでケーブルの露出も抑えられる。

 映え度をアップしたい方にはiCUE LINK対応のケースファンとCPUクーラーをオススメしたい。iCUE LINKを接続するハブ(ファンとLEDのコントローラー)は2ポートを備えており、それぞれがファンを含むLEDデバイスを最大7基、全体で14基まで接続、制御できる。6500X Tempered Glassは12cm角ファン10基が最大なので、iCUE LINKハブ1基で全て賄える。

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提供:Corsair Inc.
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2024年3月24日