白くて美しい自作PCを組み上げたい人へ Corsairのピラーレス&デュアルチャンバーPCケース「6500X Tempered Glass」の魅力を解剖する(4/4 ページ)

» 2024年03月18日 10時00分 公開
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注意すべきは設置と重さ ハイエンドパーツで組んだらほぼ30kg台に

 このようにピラーレス、デュアルチャンバーの6500X Tempered Glassは大型のハイエンドパーツでも組立てやすいケースだ。ただし気に留めておいたほうがよいところもある。

 一つ目はサイズだ。6500X Tempered Glassのサイズは約328(幅)×496(奥行き)×481(高さ)mmとなっている。ここをもう少しイメージしやすいように補足しよう。

 まずは幅だ。通常のミドルタワーよりもワイドだが、およそ1.4倍程度と見積もるのがよい。参考までに同社ミドルタワーの「5000D」は245mm、「4000D」や「3000D」は230mmだ。加えて右側面からも吸排気を行うため、壁から距離を置く必要がある。

photo 背面から見ると、その幅の広さがよく分かる

 奥行きはグラフィックスカードとの兼ね合いもあるが、やはり長い。520mmの5000Dよりは短いが、460mm前後の4000D、3000Dよりも長い。ただ、ハイエンドグラフィックスカードの大型化が原因なので、そうしたハイエンドを積むための6500X Tempered Glassが大きくなるのは仕方がない。

photo サブチャンバー側のふたを閉じた状態

 電源はサブチャンバー側に配置するが、高さ約481mmというのは一部のミドルタワーよりも高い。こちらもハイエンド5000Dの520mm台と、メインストリーム4000D、3000Dの460mm台の中間だ。

 大きいことで組み立て時に苦労するのは、左から支えて右からネジで固定するような状況だ。通常幅のケースなら難なくできても、幅広の6500X Tempered Glassでは大人でもけっこうギリギリだ。手足が短い方は苦労すると思われる。そんな時は、誰かにサポートしてもらう必要がありそうだ。

 そして完成後の設置について。専有面積は約328(幅)×496(奥行き)に、背面、右側面にそれぞれケーブルや吸排気用のスペースが必要になる。筆者の場合、これが乗せられるのはダイニングテーブルかコタツだけ。まさかスタイリッシュな6500X Tempered Glassをダイニングテーブルやコタツで運用するわけにもいかないだろう。奥行き、幅ともに大きめの机と組み合わせる必要がある。

photo 6500X Tempered Glassは大きな設置スペースも必要だ

 二つ目は重量だ。梱包(こんぽう)状態で約16.4kg、本体が約14kgだ。スチール板も通常より肉厚に感じられ、ガラスも重い。持ち上げる際、ムリをしてはいけない。梱包箱も大きいので、2人以上で組み立てたほうがよい。そしてここにパーツを組み込めばさらに重くなる。組み込んだ後で設置するというよりも、設置場所で組むのがベターだ。

 全てを組み込んだ状態で重量を量ったところ、宅配便の上限である30kgに対してギリギリだった。強化ガラスとはいえ慎重な作業が求められる。

究極にして最終目標 映えるゲーミングPCを目指すなら要チェック

 以上に挙げた点が購入時に考慮すべき点だが、やはり得られるものは大きい。ハイエンドパーツとケースは物理的な相性(干渉)問題が生じやすいが、6500X Tempered Glassのサイズ、空間ならまず問題ない。

photo 見た目の美しさは、自作PCの喜びを増幅させるだろう

 組立てやすさは格段によい。さらに見た目もよい。6500X Tempered Glassが似合う広い机、広い部屋、6500X Tempered Glassに組み込んだこだわりのハイエンドパーツを組み込み、いつまでも眺めていたい。ゲーマーの究極の目標といえるのではないだろうか。

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提供:Corsair Inc.
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2024年3月24日