MSIの新型ポータブルゲーミングPC「Claw 8 AI+ A2VM」をチェック! Core Ultra 7 258V搭載でわくわくが止まらない(5/6 ページ)

» 2025年03月11日 10時00分 公開
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3D描画性能は順当にアップ、実働15時間のバッテリー駆動

 気になるパフォーマンスをベンチマークテストで検証していこう。参考として、前モデルのClaw A1Mの結果も掲載している。MSI Center Mのパフォーマンス設定は「手動(TDP30W)」、Windows 11の電源設定「最適なパフォーマンス」で実行している。

 まずは定番ベンチマークテストの結果から見ていこう。CINEBENCH 2024(最低実行時間10分)では、マルチスレッド性能を見るCPUスコアが611ポイント、シングルスレッド性能を見るCPU(シングルコア)が120ポイントと、Core Ultra 7 258V本来のパフォーマンスがしっかり出ている。

 CPUスコアでは先代機の方がよりよいスコアが出ているが、CPUの設計思想の違いが出ているものだろう。Core Ultra 7 258Vは、シングルスレッドと3D描画性能、電力効率(バッテリー駆動時間)に優れる一方で、CPUのマルチスレッド性能はそれほどでもないというのは、他社製品も含めて共通する傾向だ。

 CINEBENCH以外のテストでもその傾向を踏襲している。3D描画性能のテストである3DMarkでは順当に先代からスコアアップしている。

 また、バッテリー駆動時間の進化も顕著だ。MSI Center Mのパフォーマンス設定を「AIエンジン」、Windows 11の電源設定「バランス」にして計測したPCMark 10/Modern Office Battery Lifeでは、実測15時間以上と公称値以上の駆動時間となっている。ゲームプレイを想定したPCMark 10/Gaming Battery Lifeでも3時間28分と、公称値(約4時間)に近い時間は駆動した。

photo テストに利用した環境
photo CINEBENCH R23(最低実行時間10分)のスコア比較。
photo CINEBENCH 2024(最低実行時間10分)のスコア比較
photo PCMark 10のスコア比較。全項目で先代モデルを上回っている
photo 3DMarkのスコア比較。先代モデルから着実に性能がアップしていることが分かる
photo PCMark 10/Gaming Battery Life。画面輝度50%、パフォーマンスモード「AIエンジン」、Windows 11の電源設定「バランス」で実行した。残量99%から4%まで3時間28分駆動した
photo PCMark 10/Modern Office Battery Lifeのスコア。オフィス用途を想定し、画面輝度50%、パフォーマンスモード「AIエンジン」、Windows 11の電源設定「バランス」で実行。残量93%から3%まで15時間18分駆動した

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