設計者やクリエイターの作業効率を高めるレノボのワークステーションと周辺機器 その秘密を“中の人”が解説(1/3 ページ)

3D CADを扱う設計者や映像(動画/写真)を扱うクリエイターが使うPCは、高性能な「ワークステーション」を選ぶと作業の効率を高めやすい。中でもレノボ・ジャパンの「ThinkStation」「ThinkPad P/Tシリーズ」は、純正周辺機器も含めてより多くの選択肢を提供している。その魅力を同社の“中の人”が語った。

PR/ITmedia
» 2025年07月30日 10時00分 公開
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 3D CADを扱う設計者や映像(動画/写真)を編集するクリエイターにとって、PCの性能と使い勝手は作業効率に直結する。性能を重視するなら、通常のPCよりもハイスペックな構成の「ワークステーション」の導入をお勧めしたい。

 PCにおいて高いシェアを誇るレノボ・ジャパンも、ワークステーションを多数取りそろえている。大きく分けるとデスクトップタイプの「ThinkStationシリーズ」とモバイル(ノート)タイプの「ThinkPad Pシリーズ」を展開しており、ニーズに合わせてサイズやスペックなどを柔軟に選べることが特徴だ。同社では、これらをより便利に使えるようにする周辺機器も取りそろえている。

 レノボ・ジャパンは、これらと法人向けのWeb会員サービス「Lenovo Pro」を紹介するウェビナーを開催した。本稿では、ウェビナーから“中(なか)の人”が語る重要なポイントをチェックしていく。

登壇者 ウェビナーに登壇したレノボ・ジャパンの井関博幸氏(左:eコマース事業本部 SMBデマンドジェレーションマネージャー)と、川端亮太朗氏(右:ワークステーション&クライアントAI事業部 Business Development Manager)

そもそも「ワークステーション」は普通のPCと何が違う?

 ウェビナーの冒頭は「どんなPCを選べばよいのか?」という前提の解説から始まる。一般的なPCとワークステーションの違いとして解説されたのは、ワークステーションはグラフィックスカードが強化されているモデルが多いということだ。これにより、3D CADなどで負荷の重い3次元グラフィックス処理があっても快適にこなせる。

 また、ワークステーションはソフトウェア(アプリ)の動作について「ISV認証」を取得していることも強みだ。レノボ・ジャパンの川端亮太朗氏(ワークステーション&クライアントAI事業部 Business Development Manager)の言葉を借りると、ISV認証は「ソフトウェアベンダーが『このワークステーションなら快適に動作する』とお墨付きを出している」ということになる。川端氏は「趣味レベルでクリエイティブなソフトウェアを使うなら、どのPCでも良いだろうが、法人の業務レベルで利用するならばワークステーションを選ぶのがおすすめ」とする。

 事実、今回のテーマでもある「設計」「映像編集」といった業務では、法人ではワークステーションを導入するケースが多い。ISV認証による“お墨付き”は、それだけ業務上のメリットになるということだ。

ISV 仕事として3D CADや映像編集用途でPCを選ぶ場合、互換性や安定稼働の観点でISV認証を取得しているワークステーションを選んだ方が安心だ

ワークステーションは形状やサイズも選べる!

 ワークステーションというと「かなり大きなデスクトップPC」というイメージを持っている人もいるかもしれない。しかし、最近は片手で持てるコンパクトサイズのデスクトップワークステーションや、ノートPCタイプのモバイルワークステーションなど、サイズや形状もさまざま用意されている。

 いずれの形状でも、一般的なPCと比べると内部のエアフロー(空気の流れ)が緻密に組まれていることもワークステーションの特徴だ。内部に熱がこもりにくいため、作業中にパフォーマンスを安定して発揮しやすい上に、長く使っても壊れにくいというメリットもある。

 レノボのワークステーションは、第三者機関の調査(※1)において他社のワークステーションよりも故障率が低いという結果も出ている。より安心して使えるように仕上がっていることは心強い。

(※1)TBR(Technology Business Research)による2019年レポートより

レノボ レノボのワークステーションは、サイズと形状の選択肢が豊富だ。川端氏が手を伸ばした先にある「ThinkPad P1 Gen 8」はモバイルワークステーションのプレミアムモデルだ
故障が少ない 第三者機関の調査によると、レノボのワークステーションの故障率は他のメーカーよりも低いという

意外と広いフィールドで活躍するワークステーション

 続いて、ワークステーションが導入されることが多いシーンの紹介が行われた。川端氏によると、ワークステーションは以下の業種で使われることが多いという。

  • 製造業(2D/3D CADやCAE:※2)
  • 建築・建設業(2D/3D CADやBIM:※3)
  • 製品開発(設計/分析やシミュレーション)
  • 会議・イベント業(2D/3Dアニメーション、映像編集)

(※2)Computer Aided Engineering(コンピューター支援エンジニアリング)
(※3)Building Information Modeling:3Dモデルを使った建築物の設計/施工/維持管理)

 また最近では、AI(人工知能)やディープラーニング(深層学習)、デジタルツイン、VR/AR(XR)、点群データの取り扱いなど、高い演算能力が求められる用途でもワークステーションの出番が増えているとのことだ。これらの用途ではパフォーマンスだけでなく本体の冷却能力も重要だという。

主な用途 ワークステーションの主要な利用シーン

 具体的な事例としては、工場の全体像や設計図が残っていない歴史的建造物をドローンなどを使って点群データ化して活用するというシーンが紹介された。

 工場の事例では66箇所でスキャンを実施し約5億3000万点、容量換算で85.66GBと膨大なデータが示されたが、ワークステーションの上位モデルであれば十分に扱えるという。

 余談だが、レノボのデスクトップワークステーションの中〜上位モデルでは、設計段階においてデジタルツインを活用してボディー内部のエアフローを改善したそうだ。レノボ自身も、ワークステーションを活用しているということだ。

ワークステーション 昨今のトレンドとしては、AIやXRなどにもワークステーションの活用が進んでいるという
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提供:レノボ・ジャパン合同会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2025年8月18日