レノボ・ジャパンのノートPC「ThinkPad」が、2025年で33歳の誕生日を迎えた。同社の法人向けコミュニティー「Lenovo Pro Community」がバースデーイベントを開催するというので、その様子をのぞいてきた。
レノボ・ジャパンは10月8日、中小規模法人ユーザーの会員サービス「Lenovo Pro」のリアルイベントとして、ThinkPadの誕生33周年を祝う「ThinkPad バースデーパーティ」を開催した。
本イベントでは同社のノートPC「ThinkPad」のこれまでの歩みを振り返りつつ、この数年で大きく変わってきたPCのユースケースに対し、ThinkPadが現在、そしてこれからの取り組みについて語られた。
イベントの冒頭、あいさつに立ったレノボ・ジャパンの白土智志氏(eコマース&ダイレクト本部 本部長)が登壇し、過去のイベントやThinkPadの歴史を語った。
1992年にThinkPadが登場して33周年を迎えました。2024年のイベントでは、(重量が)1kgを切る「ThinkPad X1 Carbon Gen 13」を発表し、丈夫さだけでなく機動性も手に入れたことでThinkPadも来るところまで来たと、自分の中では1つの区切りを感じてしまいました。
ThinkPadに深く関わる人であっても、直近の進化に感慨を覚えてしまうほどに良いできの製品を世に送り出せたと、白土氏は自信を見せた。
ただ、「重量を軽くする」「性能を向上する」だけが、PCの進化ではない。この数年のPCはクラウドやAI(人工知能)により使い方に大きな変化が起こっている。この変化に応えられる製品を世に送り出していくことが重要だ。
白土氏はこう続ける。
ThinkPadの33周年は、我々にとっては通過点だ。ThinkPadは“ThinkPadらしさ”を保ち、磨き上げもっと進化させていく。現在の、そしてこれからのThinkPadについて、ぜひ多くの情報を今日は持ち帰ってほしい。
白土氏の次に登壇したのは、レノボ・ジャパンの元嶋亮太氏(プロダクトマーケティング部 部長)だ。プレゼンテーションのテーマは「明日の当たり前を想像する――PCの現在地とThinkPadの方向性」で、33年のThinkPadの歴史を「過去」「現在」そして「未来」に分けて熱く語った。
元嶋氏は「ThinkPadは、生産性向上のためのワークツールとして使ってほしいと考えて世に送り出している」とする一方で、「生産性は、時代によって変わっていくものだ。その時流に合わせたPCの進化がないと、生産性は向上できない」とも語る。
例えば2000年代にはWi-Fi(無線LAN)が登場し、ノートPC選びにおいてWi-Fiの搭載の有無を要件に挙げるユーザーが多くなったが、今日ではWi-Fi非搭載のノートPCというのは、ごく一部を除いてほぼあり得ない。
そして2010年代には、クラウド(オンライン)ストレージやWebブラウザベースで利用できるサービスが続々と出てきた。その結果「オフィスの外でもインターネットを利用したい」というニーズが生まれ、モバイルネットワークにつながるモデルのラインアップの拡充を図った。
そして2020年代は、ビデオ(Web)会議が当たり前に利用されるようになった。その結果、Webカメラは必須の要件となり、よほどのことがない限りノートPCで「Webカメラなし」の構成を選ぶことも減っている。
このように、PCを使った作業は、時代によって求められる性能や機能の変化がある。それに追従できる“進化”がなければ、ThinkPadの根本にある「生産性向上のためのワークツール」の要件を満たせないのだ。
ThinkPadは1992年に初号機である「ThinkPad 700C」が登場して以来、生産性向上のためのワークツールとして進化を続けてきた(ThinkPad 700Cは、日本では「PS/55note C52 486SLC」として発売されている)昨今のノートPCを取り巻く利用シーンの変化としては、「テレワーク」「フリーアドレス」といったように使う場所にとらわれないことが重要視されるようになった。そして、ニュースやSNSで見聞きしない日がないであろうAIの活用も求められている。リテラシーの高いユーザーであれば、働き方改革に向けていろいろ取り組みを進めているかもしれないが、多くのユーザーにとっての“当たり前”という段階には至っていない。
このことについて、元嶋氏は「ThinkPadは“明日の当たり前”を想像しながら、止まることなく進化している」と語る。
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提供:レノボ・ジャパン合同会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2025年11月2日