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プロに聞く、BTO対応PCの“おいしい”選び方エプソンダイレクト(2/3 ページ)

価格の安さ、そして予算にあわせて自分好みの構成で注文できる特徴を持つ“BTO対応PC”。しかし、その分構成例も膨大にあり、どのパーツを選べばよいのか見極めるのもなかなか難しい。であればプロに聞くのが手っ取り早い。今回は、シチュエーション別の「BTOオプションのおいしい選び方」をエプソンダイレクトプラザ店員に実際に聞いてみた。

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子供の成長を記録する、お父さんのための高機能ビデオ編集PC

photo 幅98ミリのスリム筐体を採用しながらPentium DやRAID O構成も選択できるハイパフォーマンスモデル「Endeavor MR3000」。標準価格は6万900円から(+D Shoppingで最安値をチェックする)

 まずは1つめ。運動会や夏期の旅行など、ビデオカメラを持って家族を撮影する。そして思い出として撮影した映像を編集したいと考える、“ビデオ編集用マシンを望むお父さん”がターゲットだ。

 「“省スペースでありながら高性能”が特徴の新モデル、Endeavor MR3000をベースにしましょう。DV(IEEE1394)端子も作業しやすい前面および背面に合計2基が標準で備わっています」

 Endeavor MR3000(レビュー参照)は、スリムな本体サイズながらCPUにデュアルコアのPentium Dも選択でき、HDDを2基搭載することでRAID構成にも対応、そしてロープロファイルながらPCI ExpressグラフィックスカードとPCIカードによる機能アップも望めるモデルだ。また、初心者でも簡単にムービー編集が行えるソフト「Symphomovie」もオプションで用意されている。

 「CPUは、3GHz駆動のデュアルコアCPUでストレスなく編集作業ができる“Pentium D 930”がお勧めです。同じくメモリも1Gバイトは積んでおきましょう。さらにHDDも、より高速さが望めるRAID 0仕様にすると非常に快適ですね」

 CPUにはPentium D 930(3GHz)、メモリは1Gバイト搭載することでムービー編集というマシン負荷の高い処理に対応する。そしてHDDへの大容量データの記録や書き戻し作業が多数発生することを想定し、転送速度の向上が望めるRAID 0オプションを選択したのがポイントだ。

 なおEndeavor MR3000は、光学ドライブのBTOメニューに次世代光ドライブの1つ「Blu-rayドライブ」も用意する。しかし価格がプラス12万6000円とまだ非常に高価で、価格相応の使い方も現在では見いだせなかったので、今回はDVD±R DL対応のDVDスーパーマルチドライブを選び、そのほか適度なサイズでコストパフォーマンスの高いSXGA表示対応の19インチ液晶ディスプレイをチョイスしている。このスペックでも、価格はディスプレイ込みで20万円以下に抑えられている。

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親に買ってあげたい、楽しみを広げるPC

photo ベーシックなデスクトップタイプなので幅広いユーザーに向く「Endeavor AT955」。標準価格は4万9980円から(+D Shoppingで最安値をチェックする)

 2つめは親あるいは祖父母に贈ってあげたい“親孝行PC”。PCには詳しくはない、それもPCに触れることもはじめてというユーザーでも安心して使えるようなもの、となるとどのような仕様になるだろう

 「親御さん用となると過度に高性能であるより、省スペース性や購入者の懐も考えて(笑)、ベーシックなEndeavor AT955はいかがでしょう」

 過度に高性能である必要はない、でも普段使いでの性能に不満はないものにするのは当然というアドバイスから、ベーシックな「Endeavor AT955」(レビュー参照)を選択する。例えばその主な用途を「デジカメ写真の閲覧や印刷、年賀状なども作成する」という活用例を想定し、以下の構成となった。

 「CPUやメモリ容量はそれほどリッチではありませんが、この部分は価格に大きく影響してくる部分です。ただし3.06GHz駆動のCPUを選んだので、今どきのPCとして決して見劣りするものではありませんよ」

 「ポイントは、ソフトの豊富さと高機能プリンタです。Officeと使いやすい画像編集ソフト、そして写真印刷に満足できるようエプソン製インクジェット複合機“PM-A750”も一緒にいかがでしょう。それでもお安く仕上がっていると思います」

 CPUやメモリ、HDDなどは必要最低限という価格を抑えた構成だ。Office Personal Edition 2003は、本橋氏によれば「仕事以外、例えば普段の文書作成に利用するのに必要になるのでは」と推測し、加えられた。

 そして特徴的なのは編集ソフトのオプションだ。“編集ソフトウェア”というメニューを選んでいる。これには「デジカメde!!同時プリントLite」「はがきスタジオBasic」というデジカメ写真の取り込みや編集、印刷に活用できる画像編集ソフトが含まれる。もちろん写真を撮ったら印刷もする、ということでエプソン製の高画質複合機「PM-A750」(レビュー参照)で、高画質写真印刷はもちろん、既存の写真の取り込んで楽しむことを想定したスキャン機能のほかカラーコピーもできるようなセット構成となっている。

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子ども用に、愛着を持って楽しめるPC

photo 15インチXGA液晶ディスプレイを搭載し、文字も大きく見やすい「Endeavor NT2850」。ディズニーキャラクターを採用する天板デザインが選べる。なおディズニーキャラクターモデルはデスクトップ壁紙なども同キャラクターのものがあらかじめインストールされる。標準価格は8万850円から(+D Shoppingで最安値をチェックする)

 3つめは“子どもに買ってあげたいPC”。教育にPCを導入している学校も多い今、自宅用として、かつ子どもに喜んでもらえるようなPCを検討してもらおう。

 「低価格に抑えつつも、子どもがそのPCに愛着をもってくれるものを選んであげたいところでしょう。このような人向けにお勧めのメニューがあります」

 ベースはEndeavor NT2850のディズニーキャラクターモデル(レビュー参照)となった。ディズニーキャラクターPCはEndeavor NT2850と小型モバイルモデルのNT350の2製品で展開されているが、NT2850をベースとしたのはこの製品が先のEndeavor AT955のノート版とも言うべきシンプルな構成であり、かつ画面も大きく見やすいためだ。

 「子ども部屋はもちろん、時としてリビングルームにも移動させて使うでしょうから、無線LANは搭載しましょう。あと、落下させて破損させてしまったり、水をこぼしてしまったり……ということも十分考えられるので保証オプションにより安心なメニューを選びました」

 基幹パーツは最低限となる構成で価格を抑えているが、メモリ容量に関してはWindows XPを快適に動作させるため、最少の256Mバイトではなく512Mバイトを選択している。また、ディズニーキャラクターPCではそもそも標準搭載となるが、無線LANを搭載することで離れた子ども部屋でも配線の必要なく利用でき、かつ3年間のGoldワランティも付属した。

 子供向けPCというと、予算的にもその用途としても単なるベーシックな構成になりがちなところだがエプソンダイレクトではやはりちょっとした工夫が見られる。


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