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手書き入力“補助”機能を搭載したディスプレイを開発――ソニー“けっして”冗談では“まったく”ありません

Sony Europeから新型液晶ディスプレイが登場した。アナログデバイスとの連携を“ひかえめ”にサポートするユニークなデザインを採用している。

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「SDM-E96D」

 Sony Europeはこのほど、液晶ディスプレイ「E」シリーズ2モデルを発表した。アナログデバイスを補助するための新デザインを採用しており、同ディスプレイを利用することで、煩雑になりがちなオフィスのデスク周りを“すっきり”と整理することが期待できる。

 発表されたのは「SDM-E96D」と「SDM-E76D」の2モデル。いずれも1280×1024ドット表示に対応し、SDM-E96Dが19インチ、SDM-E76Dが17インチサイズのTNパネルを採用する。主なスペックほぼ共通で、視野角が上下/左右160度、輝度300カンデラ/平方メートル、応答速度8ms。コントラストのみSDM-E96Dが700:1、SDM-E76Dが600:1となっている。またインタフェースとして、DVI-DとアナログRGBの2系統を装備する。

 “Tidy desk, tidy mind”をコンセプトに掲げるEシリーズ最大の特徴は、液晶下部にアナログ入力デバイス(ペン)を置くためのくぼみと、アナログ表示デバイス(ポストイット)を貼り付けるスペースを設けた点だ。この新デザインにより、とっさの手書き入力にも対応できるほか、机の上に散らばるボールペンやリマインド用のメモ、液晶の額縁に無造作に貼られた付箋などを一掃できる、ような気にさせてくれる。

液晶下部に付箋を活用するためのスペースを設置(写真=左)。某編集部 ●女史のデスク周りもこのディスプレイを使うことで整理・整頓が期待できるかもしれない(写真=右)

 一見すると冗談のようにも思えるが、ソニー広報によれば「(この製品は)けっしてジョークの商品ではまったくありません」とのこと。なお、残念ながら国内市場への投入予定は今のところないとしている。

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