米Dellは7月21日、同社第2四半期(5〜7月期)の業績予想を下方修正した。世界市場が減速する中、積極的な価格設定を反映したものだと説明している。
同四半期の売上高は約140億ドル、1株利益は約21〜23セントとなる見通し。5月の時点では第2四半期の業績について、第1四半期(売上高142億ドル、1株利益33セント)と同程度になると見込んでいた。
同社は第1四半期決算についても正式発表前に業績予想を引き下げている。
Dellでは顧客サービスとサポートに相当な投資を行っており、その成果が見えつつあると強調。製品にも多額を投じ、今年下半期には製品ラインを大幅に拡大する見通しだとしている。
第2四半期の正式な決算発表は8月17日に行う予定。
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