インテルのクアッドコアCPU第1弾「Core2 Extreme QX6700」正式発表
インテルは11月15日(日本時間)にクアッドコアCPU「Core2 Extreme QX6700」を正式に発表した。リテールパッケージや搭載PCの販売も同日から開始される。
Core2 Extreme QX6700(Core2XE QX6700)は、1つのCPUパッケージに4つのコアを搭載したクアッドコアCPUで、インテルのコンシューマ向けCPUでは初めての製品となる。65ナノメートルプロセスルールを採用し、サポートするパッケージはLGA775、FSBは1066MHzに対応。動作クロックは2.66GHz。TDP(Thermal Desgin Power)は130ワットになる。インテルの資料によるとCore2XE QX6700に対応するインテル製チップセットはIntel 975Xだけとなっている。
その構造はデュアルコアのCore2 Extreme、またはCore2 Duoを2つ実装している状態に相当、2つのコアごとに共有できる4MバイトのL2キャッシュを組み込み、「インテル ワイド・ダイナミック エグゼキューション エンジン」「インテル インテリジェント パワー機能」「インテル アドバンスド・スマートキャッシュ」「インテル スマートメモリー・アクセス」「インテル VT」「Intel 64」「エグゼキュート ディセーブル ビット」「拡張版インテルスピードステップ」などのCore2 Duoで実装している機能をそのまま継承する。
このほかに、Core2XE QX6700には新しくなった「デジタルサーマルセンサー」(DTS)が実装され、「インテル クワイアット システムテクノロジー」と組み合わせてシステムの温度を検知した動的なファンコントロールを行う。
11月15日現在、Core2XE QX6700は米国のネット販売Webサイトで約1100ドルから1267ドルの間で販売されている。
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