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5分で分かった気になる、11月のアキバ事情Vistaの足音が聞こえてきました(3/3 ページ)

GeForce 8800 GTX搭載カードや、クアッドコア内蔵のCore 2 Extreme QX6700が登場するなど、コンシューマー向けマシンの限界を押し上げる高性能なパーツが立て続けに登場した11月。街が徐々に“Vista色”に染まっているのも見逃せない。

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アキバにもWindows Vistaの足音がひたひたと

 AMDのCPUベンチマーク対決と同日の26日に、カフェソラーレ・リナックスカフェ秋葉原店で、マイクロソフト協力のWindows Vistaプロモーションイベントが開催された。各ベンダーや自社製PCを販売しているPCショップのWindows Vista対応製品が展示されたほか、同OSの機能を説明するプレゼンテーションも行われた。

 イベントに駆けつけたマイクロソフトのWindows本部コンシューマWindows製品部シニアプロダクトマネージャー森氏は「秋葉原を利用される方には、特にUltimateを訴求していきたいです」と語る。また、秋口までアキバで“Vista熱”が上がってきていないことについては、「これから注目していただければと思います」と言うに留まった。

 同イベントより少し前から、アキバで“Vista”の文字をよく見かけるようになったのは確かだ。T-ZONE.PC DIY SHOPは3階で同OSをインストールしたデモ機を常時展示している。「今まではほとんどなかったのですが、10月の終わり頃からVistaに関する質問をよく受けるようになりました」とのことで、関心を寄せるユーザーが増えていることをうかがわせた。同ショップでは、“Vista Ready”のロゴを見てグラフィックスカードやマザーボードを購入するユーザーも多いという。

 ただ、どちらかといえば自作に慣れた人が多く訪れる高速電脳やBLESS秋葉原本店などのショップでは、いまでもVistaに関する質問や要望はないとのこと。「詳しい人はVistaの必要スペックを理解しているので、質問はほとんどありません。グラフィックスカードなら128Mバイト以上あれば良いと分かっている人ばかりで、Vista対応のロゴで製品が選ばれることはないですね」(BLESS秋葉原本店)と話す。

 ハイエンド層のVista熱は測りにくいが、Windows Vistaプロモーションイベントのプレゼンテーションに80人以上が詰めかけるなど、ユーザーの関心が高まっているのは確かなようだ。

T-ZONE.PC DIY SHOPのVista体験コーナー(写真=左)。グラフィックスカードに貼られた「Vista Ready」のロゴ(写真=中央)。プレゼンテーション中、すしづめ状態のカフェソラーレ。立ち見の人も微動だにせず、Vistaの新技術を聞き入っていた(写真=右)
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