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HHD推進で日立、Samsungらがアライアンス結成
フラッシュメモリとハードディスクを組み合わせたハイブリッドHD技術の採用促進に向け、日立や東芝などがアライアンスを結成した。
日立グローバルストレージテクノロジーズ、Samsung、米Seagate Technology、東芝は1月4日、Hybrid Hard Disk(HHD)推進を目的とした「Hybrid Storage Alliance」の結成を発表した。フラッシュメモリとハードディスク(HD)のハイブリッド技術がノートPCの能力向上に役立つことを示し、同技術の採用を促すことを目標としている。
HHDは、HDの持つ容量およびコスト面での優位性と、フラッシュメモリの持つスピードと省電力、持続性とを組み合わせたもの。ノートPCその他の携帯機器への搭載が可能で、「ノートPCでもデスクトップPC同様のスピードと持続性を」との要望に応えるものだという。
Hybrid Storage Allianceでは、Microsoftの次期OS「Windows Vista」が、こうしたハイブリッドHDの特徴を最大限に活かす最初のOSとなるだろうとしている。
HHDは、従来のドライブ同様に簡単にインストール可能。HDとフラッシュメモリ両方のデータが1カ所に保管されるため、データ保護や暗号化などを一元的に行うことができる。また、データをHDに記録することで、システムシャットダウン時のデータリカバリも可能となる。
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