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写真で解説する「iPhone」:Macworld Conference & Expo2007
ついに発表されたAppleの「iPhone」。海外では一般的ながら、日本ではサービスが提供されていないGSM/EDGE用の端末だったため、そのまま日本市場に投入されることはなさそうだが、発表直後にMacworld Expoの会場でiPhoneを見てきた。
以前からうわさが絶えなかった米Appleの「iPhone」がついに現実のものとなった。Macworld Expo会場では、スティーブ・ジョブズ Apple CEOの基調講演が終わった直後から、中央にあるひときわ大きなAppleブースでiPhoneの展示が始まっている。
iPhoneは発売が6月ということもあって(1月10日の記事参照)、まだ一般のユーザーが手にとって自由に触れるような展示は行っていない。Appleブースの端に1台ずつ、計2台のiPhoneがショウケースの中に展示されている。
さすがに今回のMacworldの目玉展示だけに、iPhoneの周囲には幾重にも人垣ができており、近づくことすらままならない状況だったが、人波をかき分けて、回転しているiPhoneの外観を撮影してきた。
主な機能や画面の画像は、すでにAppleのWebサイトでも公開されており、そちらの方がイメージはつかみやすいかもしれないが、端末背面のリンゴマークなど、基調講演では分かりにくかった部分も確認できた。
iPhoneは“The ultimate digital device”だとジョブズ氏は話した。ビデオiPodと同等の機能に加え、ジャケットを見ながらアルバムを表示するCover Flowや、iPhoneを横向きにすると表示を自動的に横位置に変更する機能も搭載している。株価や天気を表示するウィジェットも用意される
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