トップエンドな4コアCPU搭載PCと27インチワイド液晶――デル「XPS 710 H2C エディション」「2707WFP」発表会:ゲームイベントも開催(2/2 ページ)
デルは、新しい冷却機構とCore 2 Extreme QX6700を搭載したデスクトップPC「XPS 710 H2C エディション」と、1920×1200ドット表示対応の27インチワイド液晶ディスプレイ「2707WFP」を発表。製品の発表に伴い、秋葉原のカフェでゲーム大会も実施した。
広色度域+HDCP対応DVI-Dが光る27インチワイド液晶の2707WFP
27インチワイド液晶ディスプレイの2707WFPに関する説明は、デルのS&Pマーケティング部プロダクトマーケティングマネージャーの山内万里子氏が行った。まずは国内の液晶ディスプレイ事業について、2004年10月〜12月期より8期連続トップシェアを獲得(2006年11月発表のディスプレイサーチ調査)しており、今後拡大が予想される液晶ディスプレイの大型化およびワイド化において、リーディングカンパニーの地位を築いていると説明。昨年11月、12月にはエントリークラスの製品にも20インチオーバーの大型ワイド液晶パネル搭載モデルを投入し、ラインアップの大画面化とワイド化が進んでいることを強調した。
今回発表された2707WFPは、1920×1200ドット表示の27インチワイド液晶ディスプレイ。同社の液晶ディスプレイ製品群の中でフラッグシップモデルに相当する。同社が販売している2560×1600ドット表示の30インチワイドモデル「3007WFP」と比較して、画面サイズと解像度は下がるものの、液晶パネルの色度域や入力端子の豊富さでは上だ。また、3007WFPとは異なり、デュアルリンクDVI対応ではないグラフィックスカードでも使えるため、汎用性で勝っている。価格は16万8000円。
特徴は「色再現性の高さ」「デザイン」「接続性」の3つ。色再現性では、WCCFL(色再現範囲の広い冷陰極管)のバックライトを採用することで、色再現域を従来の72%から92%(NTSC比相当)に拡大した。デザインは、高級感を意識したヘアライン加工のアルミニウムシャーシ、上下左右の位置調整が可能なスタンドアーム、放熱性にも配慮した背面のブラックメッシュ加工、ガラスコート処理で光沢感がある台座部がポイントとなる。接続性については、DVI-D(HDCP対応)とアナログRGBに加えて、3RCAコンポーネント、コンポジット、S-Video、4つのUSB 2.0ポート、9メディア対応のメディアカードリーダーを搭載した。本体サイズは634(幅)×243(奥行き)×442〜533(高さ)ミリ、重量は12.5キロ。
基本スペックは、輝度が450カンデラ/平方メートル、応答速度が6ms(グレー→グレー)、コントラスト比が1000:1、視野角が上下/左右で各178度。液晶パネルの製造メーカーは非公開だが、VA系のパネルを採用している。標準でバックライトを含む3年間の保守サポートが受けられ、サポート期間は5年に延長することもできる。
製品ターゲットは、個人とSOHO/法人のハイエンド層を想定している。具体的には、高品質な映像を求めるコアなゲームユーザー、技術的関心の高いアーリーアダプター層、CAD/CAM系ユーザー、動画や静止画のデジタルコンテンツを作成するクリエイター、色味を気にする工業デザイナーなどという。
XPS 710と2707WFPを用いたゲームイベントも開催
なお、今回の製品発表に伴い、カフェソラーレ リナックスカフェ秋葉原店にて「デル ゲーマーズ チャレンジ in アキバ」と題したゲームイベントが開催された。同会場には、ゲームプレイ用にXPS 710(オールブラックの新モデルではなく、ツートーンカラーのモデル)と2707WFPが4台ずつ設置され、3Dカーアクションゲーム「FLATOUT2 デストラクションダービーモード」での4人同時対戦などが行なわれた。同イベントの内容は、こちらの記事を参照してほしい。
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