Businessエディションで提供される軽量モバイル――dynabook SS SX:2007年春 Vista搭載PC特集
東芝のdynabook SS SXは、1スピンドル構成のモバイルノートPC。2007年春モデルは、OSにVista Businessを採用し、基本スペックを強化した。
東芝はdynabook SS SXの新モデルとして、Windows Vista Businessを採用した「SX/17A」「SX/15A」を発表、1月下旬より発売する予定だ。価格はオープン、実売予想価格はSX/17Aが22万円前後、SX/15Aが21万円前後。
dynabook SS SXは、1280×800ドット表示対応の12.1インチワイド液晶を搭載する1スピンドル構成のモバイルノートPCだ。SX/17Aは約11.8時間駆動の9セルバッテリ、SX/15Aは約7.8時間駆動の6セルバッテリを搭載している。SX/17Aは、本体サイズが283.8(幅)×196.6(奥行き)×26.9〜48(高さ)ミリ、重量が約1.39キロ。SX/15Aは、本体サイズが283.8(幅)×196.6(奥行き)×26.9〜35.5(高さ)ミリ、重量が約1.24キロだ。
バッテリ以外のスペックは共通となる。従来機と比べて、CPUはCore Solo U1300(1.06GHz)からCore Solo U1400(1.2GHz)に、メモリは512Mバイトから1Gバイト(512Mバイト×2)に強化された。HDD容量は60Gバイトに据え置かれている。
ネットワーク機能は、1000BASE-Tの有線LAN、IEEE802.11a/g/b準拠の無線LAN、FAXモデムを装備。セキュリティ機能として、TPMセキュリティチップ、指紋センサーを搭載している。ボディのデザインに変更はなく、東芝HDDプロテクション、ショックプロテクター、プロテクトラバー、ウォーターブロック構造といった堅牢設計も従来通りだ。
オフィスアプリケーションは、2モデルともOneNote 2007が付属。ほかのモデルと異なり、Office Personal 2007はバンドルされない。
dynabook SS SXの概要(その1) | ||||||||
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シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 実売 |
dynabook SS SX | SX/17A | 1スピンドル | マイナーチェンジ | Core Solo U1400(1.2GHz) | 1024MB | 60GB | Business | 22万円前後 |
SX/15A | 1スピンドル | マイナーチェンジ | Core Solo U1400(1.2GHz) | 1024MB | 60GB | Business | 21万円前後 | |
dynabook SS SXの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | TV機能 | 重量 |
dynabook SS SX | SX/17A | 12.1インチワイド | 1280×800 | Intel 945GM | − | チップセット内蔵 | − | 約1.39キロ※ |
SX/15A | 12.1インチワイド | 1280×800 | Intel 945GM | − | チップセット内蔵 | − | 約1.24キロ※ | |
※SX/17Aは9セル(約11.8時間駆動)、SX/15Aは6セル(約7.8時間駆動)のバッテリを搭載 |
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