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新しいMacBookはスペック強化のマイナーバージョンアップSantaさんは来ませんでした

アップルがMacBookの新モデルを発表した。グラフィックス機能の強化が期待されたが、Santa Rosaへの移行は見送られた。ただし基本スペックが向上する一方で価格は据え置き。

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 アップルは5月15日、コンシューマ向けノートPC「MacBook」の新モデルを発表した。ラインアップは従来と同じく最上位にブラックの機体を用意した3モデル構成。今回は主にCPUおよびHDD容量を強化したマイナーバージョンアップで、インテルのモバイル向け最新プラットフォームは採用されていない。

 最上位モデル「MB063J/A」は、CPUが2.0GHzから2.16GHzのCore 2 Duo(FSB 667MHz)に引き上げられ、HDDが120Gバイトから160Gバイトに強化されたほか、2層記録対応のSuperDriveが6倍速から8倍速に高速化した。また無線LANは802.11nに対応する。価格は前モデルと同じ17万9800円。

 その下のホワイトモデル「MB062J/A」は、同じくCPUを2.16GHzに、HDDを80Gバイトから120Gバイトに強化し、SuperDriveが8倍速に対応。価格も15万9800円と据え置かれている。

 最下位の「MB061J/A」は、CPUが1.83GHz(2次キャッシュ2MB)から2.0GHz(2次キャッシュ4MB)に、HDD容量が20Gバイト増の80Gバイトに変更されたほか、メモリが1Gバイトに倍増した。光学ドライブはコンボのままだが、この点を除けば旧MacBookの上位モデル「MA700J/A」をそのまま下にスライドした格好だ。価格も13万9800円と変わらず。

 なお、全モデル共通して基本アーキテクチャに変更はなく、FSBは667MHzで、グラフィックス機能はチップセット内蔵のIntel GMA950。また、13.3インチ(1280×800)の液晶ディスプレイをはじめ、内蔵iSightカメラや付属のApple Remoteコントローラ、統合アプリケーション「iLife'06」なども従来通り。ただ、公表スペックでは325(幅)×227(奥行き)×27.5(高さ)ミリとボディサイズは踏襲しているものの、重量が50グラムほど軽くなっているようだ。OSはMac OS X 10.4.9。

追記:重量の差(旧モデル2.36キロ→新モデル2.31キロ)は、誤差ではなく確かに軽くなっており、「全体的な仕様の見直しによる」(同社)とのこと。

 なおBTOオプションには、メモリ容量の増加や、120Gバイト/160Gバイト(5400rpm)/200Gバイト(4200rpm)のHDDアップグレードなどが用意されている(記事初出時:「iWork'06/Logic Express 7/Final Cut Express HD 3.5/Aperture 1.5のプリインストールモデルなども用意されている」とありましたが、国内向けモデルでは用意されておりません。お詫びして訂正いたします)。

MB063J/A(写真=左)とMB062J/A/MB061J/A(写真=右)

追記:なお、5月15日の23時過ぎにメンテナンスを終えた「AppleStore」では即日受注が開始され、出荷予定日は1〜2営業日となっている。

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