TAIPEIからフォトレビュー──ASUS「199ドルノートPC」&GIGA-BYTE「U60」:COMPUTEX TAIPEI 2007(2/2 ページ)
PCパーツのリポートが続くこのイベント。しかし、ベンダーが乱立する台湾だけあってノートPCも見逃せない。ここでは、一躍注目を集めるミニノートPCとUMPCを紹介しよう。
GIGA-BYTEのUMPC「U60」を“プチプチ”してみた
GIGA-BYTEのブースでも多数のノートPCが展示されていたが、ここでは、登場したばかりのUMPC「U60」(オリジナルはArimaのUM650)に注目が集まっていた。GIGA-BYTEのWebサイトでは「Available Now」となっているが、ブースにいたプロダクトマネージャーは、台湾出荷は6月末の予定で、ワールドワイドへの出荷は8月中と述べている。実売価格は1000ドル以下とのこと。
VAIO type U VGN-UX50と同じ、スライド式の液晶ディスプレイを採用しており、液晶ディスプレイをスライドさせるとキーボードが姿を見せる。ユニークなのがそのキー配置で、キーボードの中央に間隙を設けて、そこに機能ボタンを配置している。展示品は、実際に操作できるようになっていたので試してみたが、キーピッチが狭いもののストロークがそれなりにあり、意外と押しやすい。中央の間隙も親指入力であればもともと届かないので関係ない。この間隙は幅がある筐体でも親指で無理なく操作できるように設けられている。筐体のサイズは190×120.8×28.3ミリで重さは740グラム。両手で5分程度操作しているとこの740グラムという重さが気になってくる。
タッチスクリーンを組み込んだ液晶ディスプレイのサイズは6.5インチで解像度は800×480ドット。ディスプレイの上にWebカメラが内蔵される。液晶ディスプレイの脇にポインティングデバイスのように見える十字ボタンがあるが、本当のポインティングデバイスは、ディスプレイ右下にあるタッチパッドと同じく左下にあるクリックボタンだ。右親指をタッチパッドでスライドさせて左親指でクリックする操作は指に負担がかからず使いやすかった。タッチパッドの追従性も良好だ。
搭載するCPUは「OQO model 02」と同じC7-M(動作クロック1.0GHz)。チップセットはVX700(グラフィックスの内蔵のUniCormeを利用)とVIAプラットフォームを採用している。バッテリー駆動時間は4時間。メモリはDDR2-533をオンボードで768Mバイト搭載。HDD容量は30Gバイトだ。LANはIEEE 802.11g/bに対応するほか、Bluetoothもサポートする。C7を搭載するためか両手で包むように持つと少々熱かった。
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